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Posted by ブクログ 2017年11月04日
某所読書会の課題図書.気になる言葉が頻出.供養(p15),大量の情報を受け取ると,不思議なことに私たちの判断能力を弱体化させる(p62),確かなもの,確かな実体は私たちにはとらえられないものとして存在しているのだろうか(p83),人間の営みが未来の時間を破壊した(p101),創造なき破壊(102),...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月23日
2011年3月11日の東日本大震災。
地震・津波による被害を自然の災禍、福島原発事故を文明の災禍とし、
震災以降の日本の目指すべき、あるべき姿を述べた本。
電力はじめ人間にはどうにもできない大きなシステム基盤に
依存した日本に対して警鐘を鳴らしている。
哲学者らしく、着眼点がとてもユニーク。
復...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月14日
東日本大震災における自然の災禍と、それとともに起きた福島原発の人災という文明の災禍とが起きた後に、自然と人間、そして人と人の関係をどのように編み直して生きうるのかを、文明に対する根本的な反省にもとづいて探究しようとする論考。その議論が死者の「供養」を出発点としていることは、印象的である。死者を置き...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月05日
内山さんは哲学者という肩書き。写真とみると、農家のおじさんのような風貌。
この本は、石原都知事の本とならんで、しつこく職場の本屋に平積みされていたので、ついに購入。
全体の感想としては、もっともなことを言っていると思うが、その文脈がよくわからない。
哲学者としてこれをいいたいということ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月15日
科学という文明がもたらした災禍が原発事故によって明らかになった。
自然災害に科学の力、人間の力が及ばないということの他に、そこから起こった情報の錯綜。正しい情報を得ることができない科学の専門性の深さと世の中に流れる情報の多さ。
そうではなく、地に足の着いた生活の範囲内、情報の範囲内で生きてはどうかと...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月21日
それほどおもしろい内容ではなかった。
p.68にあるような情報の価値基準についての筆者の考え方こそが、p.110で述べるような、いわゆる「専門家」を作ったのではないか。現代では、情報はブラックボックス化しがちである。それは悪意ある隠蔽であるかもしれないが、たんに市民の怠慢であることも往々にしてあるだ...続きを読む
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