白菊-shiragiku- 伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花

白菊-shiragiku- 伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花

1,485円 (税込)

7pt

日本一感動する花火の原点はここにあった。

「三尺玉」「ナイアガラ」そして復興祈願花火「フェニックス」……。
日本三大花火大会の一つに数えられ、毎年百万人もの観衆を集める新潟県・長岡の大花火は、見ているだけで涙を誘われる“日本一感動する花火”とも評されている。

なぜ、花火で泣けるのか?

「涙の理由」を知るべく、著者は、半世紀以上にわたって長岡花火を打ち上げ続けてきた花火師・嘉瀬誠次(九十二歳)への取材を重ねた。その花火づくりに大きな影響を与えてきたのは「戦争」「シベリア抑留」という苛酷な経験であり、嘉瀬が亡き戦友への想いを込めてつくった花火「白菊」にこそ疑問を解く鍵があった――。

「伝説の花火師」の生涯をたどり、感動の真実に迫るノンフィクション。

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白菊-shiragiku- 伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    伝説の花火師と言われた嘉瀬さんと長岡花火大会について綴った1冊。1つの花火大会、そして1人の花火師にこれだけの物語があったことをていねいに伝える1冊で、読んでてとても興味も惹かれました。そして、自分のまちの花火大会にもきっとそんなメッセージや、それをつくりあげてきた人たちの思いが込められているんだろ

    0
    2019年06月08日

    Posted by ブクログ

    【2022年39冊目】
    なぜ、花火で泣けるのかーー煽り文を見て興味を唆られて読みした。人混みが苦手なのでもう何年も夏祭りにも花火大会にも行っていないのですが、今作を読んで無性にリアルで花火が見たくなりました。

    本著の主人公である花火師の嘉瀬さんは、戦争経験者でもあることから、花火の話だけでなくシベ

    0
    2022年11月27日

    Posted by ブクログ

    『ギンカムロ』という小説を読んで、鎮魂の花火「銀冠」についてい知りたくなって、いろいろと調べていたらこのドキュメントにたどり着きました。

    「白菊」と名付けられた嘉瀬さんの花火が、僕の知りたかった銀冠なのかはわかりませんが、鎮魂の花火、ということに興味を覚えて手に取りました。

    戦後、シベリアに抑留

    0
    2015年10月21日

    Posted by ブクログ

    「伝説の花火師」の半生を辿る。
    今までたくさんの打ち上げ花火を見てきたけれど、あの一発一発にも花火師の様々な想いが込められていたのか。
    やはり、知らない世界のことを垣間見るのは、とても面白い。
    これからは、花火を見るときも今まで以上にちゃんと見ようと思う。

    0
    2014年09月14日

    Posted by ブクログ

    日本の伝統の技。
    花火。
    それを観て僕たちは綺麗だと思う。
    長野の長岡で打ち上げられる「長岡花火」。
    想いが打ち上げられ、そして消えていく。
    花火師、嘉瀬誠次の人生とそこから生まれくる想いを、のせた花火。
    戦争。
    死。
    過酷な労働。
    それ故に心迫るものがあるのだろう。
    人にはそれぞれ人生があり、想い

    0
    2014年08月25日

    Posted by ブクログ

    シベリア抑留を経験した花火師が、鎮魂と慰霊の思いであげる花火は感動的です。
    戦争体験者の話が聞けるのは限られてきています。伝えていく事の大事さに気づかさせられます。

    0
    2014年08月20日

    Posted by ブクログ

    「なぜ、花火で泣けるのか」という問いが回収されていない。その一方、嘉瀬誠次さんの話はアンバランスに多い。しかも彼のコメントが正確すぎる方言のままで何を言ってるのかよく分からないところがキツイ。伝説の花火師の体験を読んでなぜピンとこなかったかというと、彼自身が空襲を経験しておらず、主に抑留体験者への鎮

    0
    2017年11月14日

    Posted by ブクログ

    毎年8月に行われる長岡花火。その最初に打ち上げられる花火、白菊。それは、花火師・嘉瀬誠次の魂を込めた鎮魂の花火である。

    見ているだけで涙を誘われる“日本一感動する花火”とも評されている長岡花火。
    長岡出身の筆者が、長岡花火に感動してしまう理由を解き明かす。

    花火師 嘉瀬誠次は、日中戦争に従軍し

    0
    2014年09月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『いますぐ行きたくなる物語のある絶景』(細田高広)を読んで、

    【亡くなった戦友のためにシベリアで花火を打ち上げた話】を知った時、もっと詳細が知りたいと思って手に取った『白菊』(山崎まゆみ)。

    花火師・嘉瀬誠次さんの【鎮魂の花火】を知るには戦争と抑留体験を読む必要がありました。

    本書にてそれらを

    0
    2023年06月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長岡の花火を見たことはない。
    他の花火とどこがちがうのか。伝説の花火師「嘉瀬誠次」の花火に対する思いがこめられている。
    嘉瀬誠次の作る「白菊」は本当の真っ白な花火で、戦争や、中越地震、東日本大震災の犠牲者への鎮魂の意味がこめられている。

    それは、嘉瀬誠次が戦争を体験し、シベリアに抑留され、過酷な労

    0
    2014年10月24日

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