無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2024年04月28日
先が気になって一日で読み切ってしまった。
私も「主人」「旦那」は苦手ワードです。なんだけど「◯◯さんの旦那さん」って聞こえが良くて、相手の配偶者を敬えてる感じがして、つい使ってしまう。目の前にいる相手への敬意はどうなんだって話。でも「◯◯さんの夫さんはさ〜」って言い慣れてない。難しい。使う言葉はその...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月29日
やられた!
事件も解決し後は大団円の結末かと読み進めたら、意外な物語が明かされた。これには涙腺が緩み鼻を啜るほど心が動かされた。
集団暴行の加害者達の横行、被害者家族への謂れなき誹謗、そして拘束され陵辱された痕跡のある中年男性の全裸死体。
様々に絡み合う事件をベテラン鞍岡刑事と若い志波刑事たちが追う...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月08日
土手下に転がされていたのは、裸で縛られていた男の遺体。
その男は、集団レイプ事件の加害者の父親だった。残されていた「目には目を」のメッセージ。
とても重い内容である。
ジェンダー・クライム…性に纏わる犯罪は連鎖するのか…というなんとも苦しくて読んでいても心身が疲弊するようである。
ひとつの犯罪が...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月18日
遺体に残された「目には目を」というメッセージ。被害者の息子には、性犯罪加害の前科があった。殺人事件と過去の事件の捜査を進めるうち、あきらかになってくる事件の波紋。ひどく重苦しく、しかし救いも感じさせられる重厚なミステリです。
性犯罪に対する捉え方って、本当に人によって違うものだと思います。もちろん悪...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年05月04日
男女共同参画の現代においても、特に男性の多い警察組織のなかにあっては、志波警部補のようにニュートラルなジェンダー配慮の視点を持ち続けるのは難しいことなんだろうと思われる。
「旦那様」「奥さん」という総称についても、悩みつつも適当な呼びかけの言葉が見い出せずに使い古されているように思う。
一方で、保護...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月28日
警察ミステリとしても、社会派小説としても楽しめる作品。
殺人事件を発端として明らかになる集団レイプ事件。殺人と比して軽く扱われる性加害の裏に横たわる性差別の問題を描く。作者の代表作の一つ「永遠の仔」では描ききれなかった思いを、巻末の「謝辞」で作者自らが語る。
「私の主人は私だから、夫のことを『主人...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月28日
天童さんの最新作なので是非と思い手にしました。刑事物の専門用語と人物の名前がなかなか記憶にとどまらず、ギブアップしようかと何度も思いました。
最終章で全部がつながり、腑に落ちました。???のまま自己嫌悪にならずほっとしています。
もちろんジェンダーの問題提起は考えさせられましたが、一人一人の人物が立...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月05日
ある中年男性の殺人事件から浮かび上がってきた、レイプドラックを使った過去の強制性交犯罪。帳場がたち、鞍岡と志波のコンビが犯人逮捕の鍵を見つけていくのだが、、、。
他の事件もわらわらと起こってきて、やや煩雑な感じはするのだけれど、何か起こる時には連鎖するものなのかな、と思いつつ読んだ。悪いことをしたら...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。