ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく

ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく

990円 (税込)

4pt

音楽史上最大のスキャンダル「会話帳改竄事件」。宮部みゆき氏絶賛の衝撃的歴史ノンフィクション、待望の文庫化!

現代に語り継がれるベートーヴェン像は、秘書により捏造されていた!? 「会話帳改竄事件」の真相に迫る、衝撃的な歴史ノンフィクション。「会話帳」とは、聴力を失ったベートーヴェンが周囲の人とコミュニケーションを取るために用いた筆談用ノートのこと。
100年以上にもわたり多くの人々を騙し続けた「犯人」の名は、アントン・フェリックス・シンドラー。音楽家でもあり、誰よりもベートーヴェンの近くで忠誠を誓い、尽くした人物である。なぜ、何のために彼は改竄に手を染めたのか? 音楽史上最大のスキャンダルの「犯人」・シンドラーの目を通して、19世紀の音楽業界を辿る。音楽ファンもミステリーファンも絶賛した名作がついに文庫化!
◎解説=栗原康

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ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。途中からは一気読み。前半は、師匠に好かれていない可哀そうな付き人の話で同情を誘うところもあるのだが、後半はもうちょっと多様な見方ができる。読みようによってはピカレスク(悪漢小説)的でもある。ベートーヴェンの見方も変わるかも。

    0
    2023年12月13日

    Posted by ブクログ

    ベートーヴェンの伝記が捏造されたものだったとは。

    この話はにわかには信じがたかった。読み進めながら頭の中では子どもの頃に読んだ伝記の様々なシーン、そしてTEAM NACSの舞台の光景、様々な曲が、代わる代わる浮かんでは消える。

    共感も同情も無いけれど、ヒリヒリした展開に目を離せなかった。

    難点

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

     皆さん、知ってましたか? 今年は、ベートーヴェン「第九」初演200周年なんですって! それがどうしたって? 難聴の苦悩を乗り越えての〈歓喜の歌〉は感動的ですよね。日本では年末恒例! どうでもいいって? でもこの楽聖が活躍していたのはたった200年前!ついこの間です。

     ベートーヴェンには、聴覚を

    0
    2024年04月17日

    購入済み

    ナナメな才能というべきか。名プロデューサーにもなり得た存在なのかもしれないん。推理小説か。はたまた戯曲なのか。一気読みでした。

    #シュール

    0
    2024年02月16日

    Posted by ブクログ

    本書は、要するにシンドラーの伝記のような位置づけになるんでしょうか。

    これまでいつも何らかの形で音楽に関わってきたので、ベートーヴェンに関する数々の逸話と、「その話、本当じゃないらしいよ」という言葉を聞く機会はそれなりにありました。その辺りを整理している本を読んだのは、本書が初めてです。

    読みな

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    歴史の捏造という大罪を犯してまでシンドラーが守りたかったもの。
    彼の必死さと情熱は人間臭くて、責めるに責められない。

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    耳が聴こえないベートーヴェンとの会話帳を改ざんしたアントン・シンドラーの物語。天才をとりまく愛と憎しみの表裏。ノンフィクションだと思うたび、その生々しさに浸る。

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    ピアノを習ってます。11月中旬ぐらいに先生と「今度はベートーヴェンのピアノソナタを弾くか。」という会話をした直後に本屋でこの本を見かけ、買ってしまった。今読まなくていつ読むの?てな感じで。

    『第一幕 現実』を読んでる時は楽しかった。シンドラーという秘書が捏造していくんだけど、このシンドラーとベート

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    「筆談の目的は、ベートーヴェンとのコミュニケーションだ。コミュニケーションを記録することではない。それにもかかわらず、紙という存在が偶然もっている特性ゆえに書きつけられた言葉は時間を超えて保存され続ける。何年も、場合によっては何十年何百年も。」(p.117)

    昔から「紙に文字を記録する」ということ

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    宮部みゆきさんの推薦コメント「徹夜本です。」の帯文も強烈な印象の文庫新刊。
    我々世代が子供のころに読んだ子供向けベートーヴェンの伝記は、交響曲5番がなぜ運命と呼ばれるかとか、不滅の恋人へのラブレターは誰に書いたのかとか、テンペストの命名由来とか、8番シンフォニー第2楽章がメトロノームを作ったメルツェ

    0
    2023年11月13日

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