P+D BOOKS 緑色のバス

P+D BOOKS 緑色のバス

770円 (税込)

3pt

3.0

小説と随筆をシームレスにつなぐ小沼の世界。

「グリイン・コオチと云ふ緑色の長距離バスがあつて、それを利用して娘と小旅行した。このバスは倫敦を出ると田園風景のなかを走る。巨きな樹立の続く竝木路とか、緩かな起伏を持つ牧場、森蔭に覗く町の教会の尖塔……そんなものを見てゐるだけで愉しかつた。」
早稲田大学の在外研究員として半年間ロンドンに滞在した経験から書かれた表題作のほか、江戸時代にロシアに漂着したある日本人が、現地で日本語教師として活動し、ついには世界初の露日辞典まで編纂したという史実に基づいた「ペテルブルグの漂民」、師と仰ぐ井伏鱒二ら文学仲間との東北旅行を描いた「片栗の花」など、小説と随筆を取り混ぜて11篇収録。
旧仮名遣いながら、ユーモアを交えた流れるような文章で、読者を小沼ワールドに誘い込む。

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P+D BOOKS 緑色のバス のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     読んだ作品も多かったが、江戸時代、遭難した漁師が日本語学校の教師としてロシアで暮らす様子を描いた「ペテルブルグの漂民」、なぜか古びた女雛に特別の愛着を示す少女が不思議な「女雛」、イギリスでの行楽を楽し気に描いた表題作「緑色のバス」、学生時代に出会った、ドガの画の女に似ているという喫茶店で働く娘と、

    0
    2024年02月13日

P+D BOOKS 緑色のバス の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    P+D BOOKS
  • ページ数
    254ページ
  • 電子版発売日
    2024年01月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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