あわいに開かれて

あわいに開かれて

2,420円 (税込)

12pt

4.0

――記憶よ、きみはよく道の半ばで姿をくらますが、
ときに思いも寄らぬものを連れてくる。

現実と虚構のはざまに産み落とされた、詩情あふれる傑作掌編小説集
記憶の奥底を覗き込む、やわらかくて危うい――至高の41篇


日の出/黒い羽根のある沈黙/壁と壁/雪の上に/つぼみ/襞/隙間/雲か煙か/雲の狩人/光の環/風の運ぶもの/泥に泥に泥に泥に/防災行政無線/夜空に吸い込まれる/月明かりの下で/寂しげな瞳/発芽/緑に染まる/闇の奥から/風と光と海と/苔の記憶/箱に収められたもの/窓を覗く/沼のほとりで/境界線の上で/郷愁?/粉雪の舞う夜に詩人と/空き家の前で/夜の底の花/おぼろげなもの/花を咲かせる/茶色い毛並み/波紋の描くもの/暗い部屋のなかで/誰のもの?/お手紙をいただいて/黄金の光に包まれて/クリスマスのひみつ/森の人々/逃げなさい/さようなら

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あわいに開かれて のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月17日

    詩的で素敵な表現がたくさん。
    とても短い短編集で、どれも基本的に淡くぼかしたようなラスト。
    考える余地が多め。詩人や戦争の話はよく出てきた。
    ただやはりなんだか淡く夢の中のような感覚があるので、読んでいると眠くなる〜
    3日くらいかけて読んだが、何度か寝落ちした…。
    それもまた良い体験で、改めて少しず...続きを読む

    0

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