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Posted by ブクログ
精神科ERの2冊目
備瀬先生は精神科救急センター勤務から、クリニックを開業され
より精神科のかかえる、矛盾から救急センターでの研修医時代の話など12章に渡って書かれている。
今年間3万人もの自殺者を抱える日本社会だけれど
うつ病を患いながらも、会社は休めないとい人がほとんどだ
そして、自殺され残された家族の心のケアも問題になっている
うつ病は社会に受け入れつつあるけれど、統合失調症などは
まだ偏見も多く、投薬、入院、陽性期の現状の救急対応などは
患者の心に深い影をおとす
それとBDDの問題リストカットや薬の多様服用
はいまだに、服用しないだけ処方するしかないのである
精神的に治療を構築しようとしても、なかなか限られた時間の中で
は難しいものがある。
あと大人のPDDは人口の0.6%にものぼる
学生の間は勉強ができてもちょっとかわった子ですんだものが
社会にでて顕著になるのである
これは少ない数とはいえない。コミュニケーションがとれない
話がかみあわない、自覚症状がないため来院しないなど
問題は山積みだ
胸が潰れそうな痛ましい話もあり。ここに書くこともできないくらいだ
普通の生活を送っていても精神に変調をきたす事は誰にでもあることだ
先生も患者の理不尽な言い分に怒ったりしながらも
回復を信じて傾聴しづづけるのだ
Posted by ブクログ
一般的な診療の例や著者の研修生時代の話を通して、精神科医療がどのようなものなのか、またどうあるべきなのかなどがさくっと述べられている。
読んでいて一番印象に残ったのが「麦茶」。
母と息子が共に統合失調症を患いながらも2人だけで生活しているところへ訪問する保健婦に著者が付いて行ったときの話だったが、本文にもある通りこのような生活をしている人がいることを忘れてはいけないと思った。
本の後半の方では震災についても述べられている。
精神に抱えている問題は、医師や社会制度に支えてもらいながら自分で何とかしていかなければならないものなので、この本に書かれている個々の患者の例に単純明快な解決策が示されているわけではない。
患者の例を見ていると、昔の自分を思い出してイライラしたり悲しくなったりしたので、読んでいて辛くなりそうな人は要注意かもしれない。
Posted by ブクログ
2014年の70冊目です。
精神科医である著者:備瀬 哲弘の前作「精神科ER」の続作です。
精神科とERが結びつくイメージを持ちにくいと思います。
精神的に急激に悪化していくというより、継続的な精神的不調が続くことで、突発的に(周りにはそう感じられる)発現する行動に対処が必要だということです。
代表的な事例が”自殺”や”自傷行為”です。幻聴に悩まされている人は、突然意味不明の事を叫んだりします。
こういったケースで、警察へ通報されると、普通の人の行動基準と異なるため、精神科への緊急入院措置が取られるのだそうです。そして、そこでベットに拘束具で縛られ、病室に鍵を掛けるんだそうです。そういった経験をした患者さんは、二度と病院に入院したくないと頑なに拒まれるようになるそうです。鍵の無い診察室で診療ができているうちは、その人にまだしも寄り添ってケアーができます。
精神的な疾患には、多くの種類があります。統合失調症や広汎性発達障害(代表的なものではアスベルガ―症候群)や一時的な抑うつ状態など。
これら精神的疾患に対しては、多くの場合、完治させる薬があるわけではない。その時その時の患者さんの状況に寄り添う以外に方法は無いようです。いくつかの事例が紹介されていますが、どれも切なくなります。
相手の気持ちに、迎合するのではなく、寄り添うことは、自分の身近な人に対しても難しいことだと思います。精神的な状態におけるダイバシティーが広範になりつつある現代において、この精神科医のような人への接し方が望まれているのでしょうが、ハードルは高い。
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