きみがつらいのは、まだあきらめていないから

きみがつらいのは、まだあきらめていないから

682円 (税込)

3pt

3.4

昼間は風俗で働く専業主婦、衝動的に彼に暴力を振るってしまう会社員、不倫が夫にばれて歳下の男と逃避行する女……今にも壊れてしまいそうな日々の中で、悲しみを背負った孤独な女性たち。そして、彼女たちを支えようとする不器用な男たち。誰かとつながっていたい、愛されたい。そんな切ない思いを胸に、彼女たちは懸命に“いま”を生き抜いていく。『夜の果てまで』の著者が丹念に描く、ひかり射し込む7つの再生の物語。

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きみがつらいのは、まだあきらめていないから のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年11月23日

    様々な形の男女の出会いや触れあいを描いた7つの短編。どの作品の女性も心に哀しみや傷を抱えながらしなやかに生きている。そして、関わる男逹のヘタレっぷりに共感してしまう。どれも先を読みたいと感じさせるラストがまたいい。

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月26日

    漠然と想像していた内容とは違い、微妙な関係性の男女を描いた作品集。
    悪くはないけど、特筆すべきポイントもなかった。

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月30日

    ・・・想像していたのと違ってました。
    女性・・・孤独・孤独・・・絶望?・・・といってもいいような・・・仕事や人生、といったものではなく「熟年夫婦」がテーマなのかな????

    「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」
    この題名でワタシは、「孤独の先にあるひとすじの光明」みたいなのを想像していたん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月23日

    7編の短編集。タイトルに惹かれて手にした一冊は、期待とは裏腹。でも、最後の2編はジーンときた。最後の解説の中で、「人間は生まれる前から、あらゆる困難や悲しみ、辛さに対峙することを知っていて、その時をなんとかやり過ごすための準備をしながらいきているかもしれません」「辛さの原因は、自分の心にある」の言葉...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年06月29日

    13歳の娼婦、DV癖(ドツく側)のあるセミナー講師、子育てに苦悩する怪しげ健康アドバイザー…タフに生きる女性と彼女らに関わる男たち。彼らの風景を切って貼っつけトリミングすると、彼らの生き様がグイっと心に入ってくる。そのテクニックが抜群に美味いなぁと思った。

    特に気に入ったのが「有希子の場合」と表題...続きを読む

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