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「僕」と志乃ちゃんが最悪の出会いを果たした連続殺人事件の模倣事件が再び起きた。事件の裏には一体何が!? 銃弾に倒れたキララ先輩のためにも、そして「僕」たちのためにも、真相に向き合わなくてはいけないんだ
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Posted by ブクログ
シリーズ完結編です この作品は信者なので補正ありまくりですが、最初から読んで中だるみしないならきっと気に入るはずです。 作者が考える死生観、生き方と、中高生に受けそうな内容です。 ラノベの武器である『イラスト』が、致命的な武器になっている、そんな作品です。 哲学に興味があって現代文で読みたいのなら気...続きを読むに入るのではと。 ミステリメインでは…ないよなあこれ
“「支倉さん……貴女以外の他人、必要ですか?」 「……………」 「断絶の向こう側に、あの人の姿を望みますか?」 「……分からない」 「あの人の元へ駆けつけたいと、そう思いますか?」 「……………」 志乃はハッキリと頷いた。 小さく、ではなく。 明確な意思を持って。 「その感情を、恋と呼ぶんですよ」”...続きを読む 最終巻。 正直に言うと、まだよく分かってなかったりする。 いや、事件のほうじゃなくて、『一人』とか『私』とか。 ただただ、最後の志乃ちゃんの笑顔にほっとした。 あと、メインキャラが誰も亡くならなかったことに。 “お互いの意思で望んだ。 だから、これが僕らの物語の終わり。 ここから先にあるのは平凡で平坦な日常で、人様にお見せ出来るような大層なものじゃない。事件は起こるが、僕らはそれを二人の力で乗り越えて行く。これがお仕舞い。名探偵にだって文句は言わせない。その先を望むなら、勝手にやってくれ。止めやしないし、邪魔もしない。 僕が、志乃ちゃんが望んだ生活がここにあるのだから。 この世界のすべての他人にだって、それは否定させない。 「……ご馳走様でした」 「早いね。もう出るの?」 「待ち合わせしてるから」 食器を流しに置いて、志乃ちゃんは学校指定のショルダーバッグを持った。幼い彼女の身体には幾らか大きいそれを重そうに肩に掛ける。 (中略) 「……………」 酷く納得いかない表情だったが、根負けしたらしく志乃ちゃんは覚悟を決めた。 口が何かを咀嚼するように動く。わざわざ準備体操をしなければならない程、筋肉は固まっていた。長い間……ずっと昔から。 それでも――――― 「い、行ってきます」 その笑顔は、僕が見て来たどんな光景よりもずっと綺麗で――光に満ち溢れた、未来そのもののようだった。”
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