トゥデイズ

トゥデイズ

1,672円 (税込)

8pt

どこにでもある日常が、どうしてこんなに愛おしいんだろう。かけがえのない「今日」を描く、芥川賞・大江賞作家の最新作。

夫婦と5歳の息子が暮らす築50年の大型マンションに、今日もささやかな事件が降りかかる――。日本に「住む」すべての人へ、エールを送るマンション小説!

「しゅっ」「ぱーつ!」――5歳の息子コースケと僕たち夫婦は、今日も小さな冒険の旅に出る。子育てのため、郊外にある大規模マンション「Rグランハイツ」に引っ越してきた美春と恵示。管理組合の理事になった妻とリモートワークの夫は、築50年のマンションに集まり住む住人たちとともに、どこにでもあるけれど、かけがえのない日々を重ねていく。

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トゥデイズ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ミニトマトを添えて、育ち盛りの子に野菜を与えているアリバイにする、ということ。
    どこに住んでもいいしここには住みたくない、という無限大の自由が、我々を軽やかにしているわけではない、ということ。

    ささるわ〜。めっちゃわかる。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    男の子をもつ父と母。特に何にも事件があるわけじゃなく(あっても完全なる傍観者)、悩みや困難や痛みがあるわけじゃなく(あっても日々の雑事)、将来への希望や不安があるわけじゃなく(あってもやっぱり日々の雑事)、つまり、どこにでもある日常の生活の繰り返しをただ切り取って描いているだけなのに、
    長嶋先生の手

    0
    2023年11月11日

    Posted by ブクログ

    日常という感じが好き。他人の生活も自分の生活もさほど変わらない。なんでもない日の積み重ねなんだろうな。

    0
    2024年04月25日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの長嶋さん、随分楽しめました。
    中編「トゥデイズ」と短編「舟」の2編。
    「トゥデイズ」はちょっと古いけど大きなマンション群に暮らす一家を描いた作品。冒頭が同じ棟で起きた飛び降り自殺という不穏なスタートですが、やんっちゃ盛りの5歳の息子を見守るごく普通の夫婦の日常を描いた作品です。
    長嶋さんら

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    大きな出来事が起きるわけではないけれどなんてことない、でも味わいのある人々の生活を書くのが本当に上手い。
    くだらないことも重要なことも同じ頭で考えていると思うと人間って愛おしいなとしみじみ思い、クスッと笑いながらもなぜか同時に少し泣きそうにもなる。
    そんな物語。

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    おもしろい!似たような状況あるあるってところがいくつもあって、最後まで気になる。
    ねかしつけのくだりなどは、よくこんなに言えて妙な描写ができるなぁと、羨ましくおもった。この言語化力で、日記をつけられたら、読み返しても楽しめる日記が書けるだろうなぁ。日記続いたことないけど。
    読み終えるのがもったいなく

    0
    2024年01月11日

    Posted by ブクログ

    中編「トゥデイズ」と短編「舟」。どちらも良かった。3.5。
    前作「ルーティーンズ」に続き「ズ」がつくのも、何か意図があるのか。


    「トゥデイズ」はマンションで起きた飛び降り事件をきっかけに、何かが起きる、、、ことはなくそれぞれの日常が淡々とユーモラスに進んでいって、でも、小さな一つ一つの出来事は少

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    大型マンション群と夫婦と子供。
    速い体温計はバカに見える、大人は多くを知り終えている

    元素周期表と歯科矯正

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    ルーティーンズが良かったので、そのまま読み始める。長嶋節-別の言い方でクスリ笑いを誘う-炸裂してる。--で区切られた言い換えだらけ。堪能。そして、言い換えが絶妙に昭和で、絶妙に貧乏っちくて、いや、揚げ物の残り油で卵焼きしなくない!?というレベル。でも、変わらず好ましい文体。ただ、「マンション小説」っ

    0
    2023年12月13日

    Posted by ブクログ

    読み始めは、なんだかいつもの著者とはテイストが違うなと戸惑いつつ、最後はうまく着地した。

    battery lowのアナウンス、ビートルズのCome Together、いずれも英語と絡めた表現が笑えた。

    「舟」は読んでから、これもなんか違う?と思っていたら、漫画の原作として書かれたものだったのね。

    0
    2023年11月06日

トゥデイズ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    192ページ
  • 電子版発売日
    2023年10月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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