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朝まで歌い続けた祖父の声、夢でしか会えない祖母の感触、旅の夜に聞いた息子の本音――。どんなに近くに暮らしていても、いちばん分からない。だから尋ねてみた。「あの時ってさ……」。知れば知るほど、もっと大好きになるから、家族って不思議だ。なにげなくて愛おしい記憶のかけらを拾い集めた、20のエピソード。
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Posted by ブクログ
家族の想い出はあるけれど、確かに思い出せない事の積み重ねが家族を作っているんでしょうね。素晴らしい題名。 そしてナオさんがいつもよりさらにだめな感じで素敵です。なんていうのかな、この色々出来ない不器用な人が探り探り書いている文章だから響く感じです。
いつまでも読みたいと思わせるスズキナオさんの文章。 今までの街ブラ系とは違い、家族のことを語るエッセイ。読むのをたのしみにしていた。 家族のことを本にする、というのはとてもパワーや神経をつかうものだろうなと思うのだけど、スズキナオさんのご家族のことを知れてとても良かった。 良い部分だけでなく、そうで...続きを読むない部分だったりも書いてくれているので、共感できる箇所も多々あった。 自分と違うのは、ナオさんには家族や親戚がたくさんいること。集まってお酒を飲んだりしていること。わいわいしていて楽しそうでいいな。こういうのって理想だよなーと思ったりした。でも自分はきっとこういう感じの繋がりはできないかな、と切なく思ったりした。シンプルにうらやましかった。でも家族が多い分、その先の悲しみも多くなるのかもしれないし(ネガティブすぎ?)どっちがいいとも限らない。けど、ほんとうらやましく思ったな。 私のお母さんやおばあちゃんは、ついてる職だとか世間体をとても気にしていたけれど、ナオさんのおばあちゃんはそういうのを気にしない人でうらやましかった。私もそう育てられたかったな・・と思った。 その箇所を抜粋↓ 私が大学を卒業してずっと定職につかず、バイトをやったりやめたりしているだけだった頃、山形に行っても、かあちゃんはいつも「体は大丈夫か?」としか聞かなかった。「大丈夫だよ」と答えると「ならいいんだぁ。風邪ひかねぇようになぁ」と言う。「仕事は?」とか「結婚は?」とか、そういうことを聞かれたことは一度もなかった。その頃の私は今よりずっと適当に生きていたけど、自分の人生がどうなっていくのかという不安がまったくなかったわけではない。だから祖母に会いさえすれば「元気ならそれでいいんだぁ」と人生を肯定してもらえるのがすごくありがたかった。「かあちゃんが元気でいてくれさえしたらそれでいいのに、それだけでいいのに」と、まさか自分が祈ることになるとは思わなかった。 ナオさんのご両親の出会いから結婚までの話も興味深かった。こんな風に結婚する事もあるのか・・ と。昔と今って全然違うな。私だったらこういう風には無理だ。逆に完璧主義すぎるんか?と思ったりした。
すごく共感が多かった。 10代の頃は祖母がいることは当たり前になっていて 30代のいまもういない祖母に実感が湧かない。 時間が経つということは周りの大切な人が 老いていくこと、そして居なくなっていくこと。それは止めることはできない。 そんなことを改めて考えさせられた本だった
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スズキナオ
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