東京駅の建築家 辰野金吾伝

東京駅の建築家 辰野金吾伝

2,299円 (税込)

11pt

4.7

東京駅を作った人!―― 唐津藩の下級武士・辰野金吾は上京し、英国に留学。日本銀行や東京駅を手がけて、近代日本の魂をも作った! 見事な人間讃歌、書下ろし特別作品。

● わが国近代建築のなかで、東京駅はおそらく最も多く小説に取り上げられてきたものであろう。とくに私の記憶に残っているのが、江戸川乱歩『怪人二十面相』である。
怪盗が帝都に跳梁する状況下、待ちに待った名探偵明智小五郎が帰朝し、颯爽と東京駅に降り立つ。この名探偵を外務省の役人に変装した二十面相がプラットホームで出迎え、二人はステーションホテルの一室で対決する。

「この駅はあたかも光線を放射する太陽のようなものだ。あらゆるものの中心となって、ここから光を四方八方に放ってほしい」と、開業の祝賀式で時の首相大隈重信が述べた言葉は、まさに以後の東京駅と近代日本の行く末を言い当てることになった。――(あとがき)

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東京駅の建築家 辰野金吾伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大阪市中央公会堂に一目惚れして、辰野金吾さんを知りました。本書の構成は、辰野金吾さんの一生を物語形式でまとめています。あの時代、辰野金吾さんをはじめとした日本人が目指していたこと、秘めていた思い、憧れ。そんな熱いものがひしひしと伝わってきました。読めて良かった。また東京駅を見に行きたい!

    0
    2021年03月28日

    Posted by ブクログ

    かなり読み応えのあった本。
    辰野先生について、良く学ぶことができた。
    登場人物が有名人ばかりで、読んでいてワクワクした。

    0
    2010年03月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     明治の偉大な建築家、辰野金吾の設計で東京駅が完成したのは大正4年のこと。事務所の弟子たちが笑いあう情景が描かれている。

     「東京駅の見物客は今でも毎日一万人近くおり、乗車口も大賑わいです。『やあ、えらいもんだな』と大理石の円柱を撫でまわしている婆さんや、便所掃除用の水栓を弄りながら、どんどん水が

    0
    2012年12月05日

東京駅の建築家 辰野金吾伝 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    480ページ
  • 電子版発売日
    2023年10月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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