古本食堂

古本食堂

814円 (税込)

4pt

鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。珊瑚が、そのお店とビルを相続することになり、単身上京した。一方、珊瑚の親戚で国文科の学生・美希喜は、生前滋郎の元に通っていたことから、素人の珊瑚の手伝いをすることに……。カレー、中華など神保町の美味しい食と思いやり溢れる人々、奥深い本の魅力が一杯詰まった幸福な物語、早くも文庫化。

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古本食堂 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年05月06日

    古本屋を舞台に温かい人間模様と美味しそうな食事で心もお腹も満たされる一冊。おすすめの本も紹介されていて、本との出会いって、人生を変えてくれるよな、としみじみと思った。こんな古本屋さんを私もやってみたい。

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    Posted by ブクログ 2024年04月30日

    兄の死去により神保町の古書店を継ぐことになった珊瑚と珊瑚の甥の娘である美希喜の視点が交互に入れ替わり語られる古書と神保町グルメ話。出てくる古書がどれも面白そう、グルメはどれも美味しそうで魅力的。神保町て通り過ぎてばかりでゆっくり行ったことないけど今度行ってみようかな。
    珊瑚の大人のお付き合いは始まっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月18日

     店主が急逝した古本屋に、その後継者として妹が上京する。一方で店主の親族であった国文学を学ぶ大学院生の女性もアルバイトという形で古本屋に集まる。そこに様々な客が訪れ悩みや不安を打ち明ける。
     古本屋という舞台を中心において様々な人間模様が描かれるが、それらをつなぐのが古本と神保町界隈のレストランや喫...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    古書と食。本好きの欲望を満たす神田神保町。ここから題名に繋がっているのか。嗚呼、昼間からランチョンでビール飲みたい。この本に出てきた本も読みたくなる。作者は当初絶版本を中心に取り上げていたという。古書店に足が向くはずだ。我が街には古書店がない。近くの商店街にある唯一の本屋もこの4月末に閉じてしまう。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月28日

    本&美味しそうな食べ物という私の大好きな組み合わせと、嫌な登場人物が出てこないのとで、とても楽しくスイスイ読めた。
    「人生に必要な小説や本って、向こうからやってくるのかもしれませんね」
    というセリフがとても良かった。

    原田ひ香さんの本は3冊目だけど、最初の2冊があまり私には合わず、この本を手に取る...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    夫と一緒に本屋さんに行くと、装丁と裏表紙を見て、わたしが好きそうな本をよく勧めてくれます。古本食堂もそのうちの一冊でした。
    原田ひ香さんの作品は初めましてでしたが、面白くて一気に読み進めました。慈郎さんのファンになりました。
    続編も出るようなので楽しみです。

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    Posted by ブクログ 2024年03月23日

    あっという間に読み終えた。
    読み終わった後にほっと温かな、なんだか幸せな気持ちになっているような、こういう優しい作品好きだな。
    初めての原田ひ香さんの作品読んだけど、他にも読んでみたくなった。

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    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    いい意味で感情が波打つことなく、だからと言って退屈なわけでもなく、個人的に好きな作品。古本屋の話の合間に出てくる食べ物たちがこの本の全体のバランスをとってる感じ。

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    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    神保町で繰り広げられる人間模様を覗く作品。
    それぞれの苦悩をどう消化していくか、「本」を通じて向き合っていく。わたしも本を通じて救われたいと思う日もあるし、人生が豊かになっている1人である。これからも本を通じて色々な街を旅して、その街を人々の生活を覗いてみたい。

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    Posted by ブクログ 2024年04月30日

    珊瑚と美希喜の2人の主人公がいて、2人の視点から描いているのもおもしろい。

    時々、人生に迷える人が訪れる。「はい、これを読んでみて」と言ってのける珊瑚さんがすごい。

    流行の本しか読まない私でも、思わず古本屋さんに行ってみたくなる!そして、神保町あたりの喫茶店でカレーを食べたくなるわ!

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古本食堂 の詳細情報

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