事務に踊る人々

事務に踊る人々

1,980円 (税込)

9pt

3.5

面倒くさい、複雑、抑圧的……
時に文豪を苦しめ、戦争を阻止し、巨額の損失を生み、
ついには死の世界を垣間見せる。

「事務」
それは人間を人間たらしめる究極の知恵。
事務の営みから人間のあり方を再考する、画期的エッセイ!

クソどうでもいいのに倒錯的な愛をかきたてる
かくも人間くさい事務の世界への探究。

...続きを読む

事務に踊る人々 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    事務という切り口から古今東西の書籍を取り上げる評論。
    表現的に小難しい嫌いはあるが、名は存じ上げている筆者のスタイルはこうなのかと、より専門書に傾いた物だったら断念していそうな中で読み終えられてひとまず今後の読書の参考にはなった。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    事務という身近なテーマに興味を惹かれた。
    文学作品や作家に焦点を当て、事務との関係性を章立てしながら説く。

    文学という一見事務のような形式的で冷たい印象からかけ離れた題材にも、事務らしさから発せられる魅力を垣間見ることができる、事務の深淵さに触れたような心持ちになる。

    「注意の規範」というキーワ

    0
    2024年01月06日

    Posted by ブクログ

     事務のワードに釣られました。宇宙の影の帝国である事務がいかに文学を侵食していったかについて、文系先生(差別とかじゃないです!)による評論です。現国教科書の評論文のところに載っているような感じです(悪口じゃないです!)。
     こういう本は久しぶり。良く言えば縦横無尽、反対に、思いつきで大雑把とも感じま

    0
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    事務の持つ権力性や特性について、再発見する良い機会となった。
    事務手続きが行われなければ、実務が動かないような近代以降の社会の仕組み。

    複数の事務ルールが関連することにより、システムがより複雑化してしまい、ますます事務の力が強くなってしまうこと。

    事務文書の非感情的な側面、主観的、客観的な表現。

    0
    2024年04月06日

事務に踊る人々 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

阿部公彦 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す