おいしいもんには理由がある

おいしいもんには理由がある

1,650円 (税込)

8pt

4.0

■料理研究家・土井善晴さん、キッチンを飛び出して全国の食文化を旅する! その感動と思索、日本の食の底力についてまとめた、著者初の紀行書。

本書は料理研究家・土井善晴さんがキッチンを飛び出して、全国の食文化を訪ね歩いた記録です。
たとえば一子相伝の江戸佃煮を伝える職人や、濃厚な食味の牡蠣を育てる瀬戸内の漁業者、華やかな加賀料理の伝統を守る料亭の主人らに会い、出羽三山ではもぎ立ての山菜を山小屋の主人と味わいます。風土が生んだ食材と食文化を体感することで紡がれた土井さんの文章は、時に文化論的思索にもおよびます。
著者初の紀行書である本書は、「一汁一菜」とはまた違う視点から日本の食文化を見つめなおす書であり、土井さんが旅する様子を活写したカラー写真も豊富で、格好の食ガイドも兼ねています。


[目次]
北海道・東北 日高昆布は万能昆布 [北海道幌泉郡えりも町]ほか
関東・中部 一子相伝、江戸の佃煮[東京都台東区]ほか
近畿 豊饒の美味、琵琶湖[滋賀県大津市・近江八幡市]ほか
中国・四国 瀬戸内・国産レモンの島[広島県尾道市]ほか
九州 香気とうま味の奥八女茶[福岡県八女市]ほか


【著者略歴】
土井 善晴 (どい よしはる)
料理研究家。1957年、大阪府生まれ。おいしいもの研究所代表、十文字学園女子大学特別招聘教授、甲子園大学客員教授、東京大学先端科学研究センター客員研究員などを務め、「きょうの料理」(NHK)などに出演する。著書にベストセラー『一汁一菜でよいという提案』(新潮社)など。2022年度文化庁長官表彰受賞。


この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『おいしいもんには理由がある』(2023年8月18日 第1刷)に基づいて制作されました。
※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。

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おいしいもんには理由がある のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年11月01日

     これほどパンチ力のある本はない。これが感想だった。
     ニューヨークにいて、ここまで食料を無駄にし、捨てている国はないだろう。夜仕事から帰る道すがら、凄まじい量の残飯とホームレスを見る。残飯を減らすという努力は、経済合理性の中でしか正当化されない。誰もが、寄付すればいい、お金を出せばいい、という方向...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月30日

    土井先生の食文化紀行な一冊。実は新幹線のグリーン車内の搭載誌とのことでそんなものがあったのかと初めて知った。
    巻末に取材したお店の一覧があるがどれも行きたい。あと写真がとても良い。

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    Posted by ブクログ 2023年09月28日

    土井先生の本、好きだあ。なんてぜいたくな旅。素敵すぎる。取材なのだからスケジュールがとんでもなかったりしたのかもしれませんが、いいなあ!と思ってしまう旅先ばかり。山菜そばおいしそう。山椒やっぱり憧れだ。赤福!本葛もすごい。国産レモンありがたい。うちのレモンもたくさん実がなるといいな。お茶ゆっくり味わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    伝統料理を探して日本を北から南へ
    職人たちのこだわりが伝わる料理写真が多数あり、その地方の文化や風土も書いていてなるほどなーと思った。

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    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    日本列島北から南へ。自然が私達に美味しいものを食べる幸せを与えてくれている。地球と共に生きるために美しいものや美味しいものを守り続けて行かないといけない。

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    Posted by ブクログ 2023年10月01日

    東海道・山陽道新幹線グリーン車搭載誌「ひととき」で連載された記事の抜粋した本だから、この本を読めば今すぐ旅行に行きたくなります。

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