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清盛は、日宋貿易を中心とした新たな国づくりを進めていた。1176(安元2)年にライバル・後白河法皇との橋渡し役であった建春門院が亡くなると、清盛は反平家勢力を一掃し、都を福原(神戸)に移す。権勢をほしいままにする清盛の専制は貴族・武士双方の反発を招き、東国では、政子との婚姻を通じて北条氏の後ろ盾を得た源氏の御曹司・頼朝が立ち上がろうとしていた。 シリーズ完結編。
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Posted by ブクログ
ドラマのノベライズ、しかも全五十話を四冊ですから、多少読み物としての物足りなさはあります。 それでも五十話まで読み終えた後は、ドラマ自体の最終回を見た時のような良い感慨に浸れました。 文章媒体の強み、人物の感情の補強や明示的説明、また伏線の示唆も見え、 「ああ、あそこはこういう意味だったのだな」と物...続きを読む語をさらに深く味わうことができました。 一方で「ここは役者さんは違う解釈をしたのかな?」と考察できる部分もあり、 私はそれもまた芝居の味と思う方なので、楽しめました。 またドラマにはない、ドラマにだけある、ドラマとはちょっと違う、といった台詞やシーンもあります。 ドラマ未視聴でどんな物語だったのか知りたい、という方にも、 特にこの四巻も含めた後半巻などは伏線や感情の補強が丁寧ですし、どんな話かは十分分かると思います。 ただやはり本編は映像、視覚的な演出や芝居があって伝わるものは大きいので、 可能ならば是非映像を見て頂きたいな、とも思います。
これでやっと4冊読破。 清盛と後白河法王二人の間の、長い長い双六遊びもやっと終わりを告げた。大河ドラマの視聴率は最低だったみたいだけれど、個人的には1年間とても楽しませてもらえました。
テレビより細かく書かれているので、登場人物の行動が良く分かります。 勉強になりました、平安時代の末期。 全然知らなかった・・・
平清盛の完結編。 全般的に回想シーンが多いが、すべて清盛と後白河の双六として結びつける仕掛けがら、仕方がないのかもしれない。 鹿ヶ谷の陰謀、後白河幽閉、福原遷都あたりの、ジァイアンのごとく、政に豪腕を振るう清盛に、少しづつ違和感を覚えた。南都焼き討ちにしろ、このへんの印象が悪いので、清盛、平氏が...続きを読む、悪者として認識されてるんだろう。 重盛、宗盛、頼盛、経盛、忠清、時忠、頼政、他、などなど、この作品では、一から完結まで、登場人物の描写が繊細なで、各人に感情移入でき、それぞれの最期のシーンが描かれている部分はグッとくるものがある。 後白河と清盛のバランサーとして苦心していた重盛の不器用ながら誠実な人柄が個人的には印象に残った。 壇ノ浦の安徳帝の入水シーンはやはり泣けてくる。 最期が幻のシーンで描かれているのが、何気に感動的だった。 誰が、双六の上がりだったのか。 清盛、後白河、頼朝。 人生は双六のようなもの。 しかし、双六のように ゴールは無いのかもしれない。
今日わ 我楽多です NHK出版 平 清盛 第四巻 を 読み終えました 頼朝の台詞がかっこ良かったし 清盛の政治的な手腕も凄かった 福原の都を返すあたりや 白河院の王家の血が(物の怪の血が)流れていると言う場面も 凄かった 最後は涙の一幕も有り 感動的な作品でした BY G
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