涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還

涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還

1,650円 (税込)

8pt

4.0

これは拒食と過食、両方を経験した私の十二年間の軌跡。

高校一年生の夏、母に連れられて行った心療内科で、「摂食障害」と診断された。当時の
身長は153センチ、体重は35キロ。しかし医者に診断されるまで、自分が病気だなん
て思いもしなかった。
やせ続けることは、私の正義であり誇りだったから――。

通院を始め、食べなくてはいけないとわかっていても、頭の中のもう一人の『私』が許さ
ない。『食べたら太る』『やせろ』と責め立てられ、ついに一日の食事量は水とカロリーバー一本に。

精神病院への入院を経て徐々に食事ができるようになるが、今度は強い過食衝動が起こり、七か月で体重が倍増する。

「空腹」も「満腹」も失い、大好きだった絵を描くことすらできなくなりながらも、自らと向き合い摂食障害になった理由を見つけ、食事へのこだわりを手放して自分らしく生きられるようになるまでを記した感動のエッセイ。

今日マチ子・装画

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涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    自分が摂食障害かもしれないと気づく前に読んだ。どのような治療を行うのか、その時どういう気持ちだったのかを学んだ。その後私が治療を始めるときにも、この本で得た知識のおかげで心構えができた。

    0
    2024年01月04日

    Posted by ブクログ

    高校生で拒食症を発症し、それから入院、過食を経験した著者

    発展途上国ではなく食べ物が十分にある国の日本でこんなにも拒食症に苦しむ女の子がいるってどこか矛盾しているところがあるけれど、この病気は現代で、SNSが発展し、他人と自分を比べてしまう現状のせいで生まれてしまった病気だと思う。私も過食嘔吐して

    0
    2023年11月09日

    Posted by ブクログ

    拒食症、過食症になった1人の少女の始まりから終わりまでが細かく書かれている。
    罪悪感をこれでもかと言うほど感じた。
    本人も理由や原因がわからないことについて、第三者に分かるように感情をのせて文字にするのは大変だろうと思った。
    ぐちゃぐちゃで怖いあの感情を、どうすれば他人に少しでも分かってもらえるのか

    0
    2023年05月17日

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