忘却の河 下
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忘却の河 下

1,540円 (税込)

7pt

4.2

司望(スー・ワン)は突出した才能を示していた。天才と言ってもいいほどだが、非常に謎めいた少年だ。自分は申明(シェン・ミン)の生まれ変わりだと語るが、当然そんなことをまともに受け取る者はいない。しかし、生まれる前に起きた申明殺人事件に異常な関心を持っているのはなぜなのか。漢詩などの好みが申明と同じなのはなぜなのか。2011年に至っても1996年に起きた殺人事件の真相はわからないままだ。警察は動き続けているが、捜査は難航していた。事件の関係者が次々と死んでいるのも捜査を難しくしていたのだ。まるで申明が復讐しているかのようだった。
1995年6月19日、名門高校の教師申明を殺したのはだれだったのか。
輪廻の輪が閉じるとき、すべての謎は明らかとなる。
――そんなに急いで生まれ変わらないといけないのか?

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忘却の河 のシリーズ作品

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  • 忘却の河 上
    1,540円 (税込)
    1995年6月19日、名門高校の教師申明(シェン・ミン)は何者かに殺された。殺害された生徒と恋愛関係にあったのではないかと疑われていた直後のことだった。慕っていた生徒や同僚、そして婚約者の谷秋莎(グー・チウシャー)からも見放されて――。先に起きた女子高校生殺人事件との関係などが疑われたが、結局真相はわからず事件は未解決となった。 時は流れ、2004年。谷秋莎は訪れた小学校で、すらすらと漢詩を暗誦する小学3年生司望)スー・ワン)と出逢う。父が経営する私立学園の良い広告塔になると思ったのだが、次第に司望に執着していく秋莎。ある日、ふたりは廃車のトランクから死体を発見する。それはあの申明の旧友の死体だった。 忘れたはずの因縁が甦り、そして司望にちらつく申明の影。天才小学生は申明の生まれ変わりなのか? いま、輪廻が巡り始める――。 中国のスティーヴン・キングが描く、異色の輪廻転生ミステリ。
  • 忘却の河 下
    1,540円 (税込)
    司望(スー・ワン)は突出した才能を示していた。天才と言ってもいいほどだが、非常に謎めいた少年だ。自分は申明(シェン・ミン)の生まれ変わりだと語るが、当然そんなことをまともに受け取る者はいない。しかし、生まれる前に起きた申明殺人事件に異常な関心を持っているのはなぜなのか。漢詩などの好みが申明と同じなのはなぜなのか。2011年に至っても1996年に起きた殺人事件の真相はわからないままだ。警察は動き続けているが、捜査は難航していた。事件の関係者が次々と死んでいるのも捜査を難しくしていたのだ。まるで申明が復讐しているかのようだった。 1995年6月19日、名門高校の教師申明を殺したのはだれだったのか。 輪廻の輪が閉じるとき、すべての謎は明らかとなる。 ――そんなに急いで生まれ変わらないといけないのか?

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忘却の河 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    次々と事件が起きた上巻に比べ、下巻はそれぞれの事件に関わる人を中心に、謎を包囲して行くように展開していく。輪廻転生と因果応報と言う主題はそのままに、深く沈滞したままの事件と浅瀬を流れるかの様な新たな事件が交錯する。とんでもなく悪い奴の出現でページを捲る手が止まらない。
    最後は涙なのが出来すぎ感強めか

    0
    2023年07月27日

    Posted by ブクログ

    司望は南明高校の入学式に向かう。地下鉄の駅からはバスに乗らないといけないが、今は道の工事のために走っていない。歩いていては入学式に遅れそうだ。白タクがいて乗ったらどうかと誘っている。躊躇していた司望に、一緒に乗りましょうと誘た女性がいた。南明高校に行くのなら自分もそうだからという。タクシーに乗ってか

    0
    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    上下巻で読み応えありました。翻訳も読みやすい。最初に提示される女子学生の死からこれほど多くの人の人生が交錯する展開になるとは。生まれ変わりという設定が物語を牽引しているのは確かだが、それを取っ払ったところに見える相関図は凄まじい。

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    評判が良く、気になっていた作品。
    ただ、華文ミステリ苦手なので、不安はあったが…驚くほどスルスル読めて、かつ面白い。

    次々に人が死んでいくけど、一人ひとりをしっかり描けてけているので、人数が多いのに毎回喪失感がある。上巻のスピードに比べて、下巻はやや間延び感もあるが、十分面白い。

    さすがに怪しい

    0
    2024年02月02日

    Posted by ブクログ

    表紙のイメージから、ホラー寄りのおどろおどろしいやつかと身構えていたが、そんなことはなく、ちゃんとミステリだった。中国のスティーヴン・キングと呼ばれているだけあって、リーダビリティ◯。面白かった。
    後半はちょっと大味だったかなー。

    0
    2023年08月16日

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