これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学

ビジネス・実用
990円 (税込)

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日本中が熱狂したベストセラーが紙版の文庫化に合わせて大幅値下げ。
さらに世界初公開、マイケル・サンデル氏の次作『それをお金で買いますか』より「序章」を先行収録いたしました。
1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか?
哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。
アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 哲学・宗教・心理
  • 出版社
    :
    早川書房
  • タイトル
    :
    これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学
  • タイトルID
    :
    140052
  • ページ数
    :
    480ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年12月09日
  • コンテンツ形式
    :
    .book
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    難解だが、章ごとに積まれていく問いと事例と判断が、結末に向けて収束…ではなく混沌としてくるところが面白かった。
    正義のためには対話が大事かも。

    0
    2026年06月09日

    Posted by ブクログ

    35冊目『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』(マイケル・サンデル 著、鬼澤忍 訳、2011年11月、早川書房)
    ハーバード大学教授による「正義」とは何かを考える哲学書。過去の哲学者たちの思想をひとつひとつ検証しつつ、彼らの主義が果たして現代に「善き生」をもたらすのかを検証する。
    大学の講義が基になっているだけあって初心者にも易しい。

    〈もしも、自国の物語を現在まで引き継ぎ、それに伴う道徳的重荷を取り除く責任を認める気がないならば、国とその過去に本当に誇りを持つことはできない〉

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    例えば、ハリケーン(台風)が過ぎ去った後、家の屋根に損傷を被った被災者に対して、業者が通常の数倍の金額で屋根の修理を受注すること(価格設定は需要と供給の関係で決められるもので本来自由である、また高い価格設定で多くの業者が参入し復興が早まると容認する見解もある)。例えば、戦争で外傷を負ったり死亡した兵士に与えられる国からの勲章が、PTSDなど心的障害を負った兵士には与えられないこと(心的障害は敵の攻撃によって生じたものでなく因果関係も明らかでないと現状を肯定する見解もある)。例えば、経営破綻した大手金融機関に税金から公的な救済資金が支払われたにもかかわらず、その企業の役員に莫大な金額のボーナスが支払われること(当該企業の株式の大半を政府が保有することになるので、納税者のために早期に不良債権を処理するには有能な人材の確保が必要であり、それに見合う報酬が必要と容認する見解もある)。そんな具体的事実や事例をもとに、本当の「正義」とは何かについて考えるのが本書の内容です。

    この他にも、課税という富裕層から貧困層への富の再分配、貧困層の臓器売買、現在を生きる世代とは関わりのない歴史的過ち(ホロコーストなど)についての謝罪や補償、代理出産、同性婚。妊娠中絶の是非などについても、個人の権利、倫理的・道徳的な判断も含め、正しいことなのか、すなわち正義という観点から、様々な考え方について提示してくれています。

    本書では、これらのような「正義」について考えるアプローチとして、
    ①幸福の最大化、
    ②自由の尊重、
    ③美徳の促進、
    の3つの観点が存在するとしています。

    ①は功利主義的な立場で、例えば1人あるいは5人のどちらかをやむを得ず殺さなければならない状況ならば、1人殺すべきだという、少しでも多くの人間が幸福になれる方向をとる、最大多数の最大幸福こそが正義なのだとする考え方。
    ②は正しさは善に優先するという立場で、正義とは対立し合う意見に対してすべて中立であらねばならず、個人が「自由に選択できること」こそが正しさであり、正義なのだという考え方。
    ③は相互的尊重という立場で、人間は多種多様であり満場一致で決めることは出来ないのだから、考え方をすり合わせた「共通善」を目指していくことが正しさ、すなわち正義であるという考え方。

    本書では日本では関心の薄い宗教的な要素も記述されていますが、いずれにせよ、「個人の自由と権利」をどこまで認めるか、「社会としての幸福」をどこまで求めるか、その2つの要件から「法律」をどのように規定するか、ということを様々な考え方を紹介するとともに、著者が考えるその判断基準を述べているのかと思います。

    私の以上の解釈で正しいのかどうか自信はありませんが、「正義」について、上記の通り様々な要因で多種多様な考え方がある中で、誰もが納得する正解を得ることは難しいと思います。ただ「感情」ではなく「理性」で判断することが大事ということは同感で、その判断が理性に従っているかどうかを確かめるには、『自分の主張が最高裁判事の意見として提示されたら、どう感じるだろうか』と自問してみるといい」、と書かれていた部分には思わず付箋を貼りました。

    あらためて「正義」について考えるには有益な一冊で、著者の話をもっと詳しく聞いてみたいと思いました。

    0
    2026年05月11日

    Posted by ブクログ

    おもろかったーーー
    カントについてなんとなくでも理解できて良かった。難解やけど一番読んでて楽しかったな

    0
    2026年05月11日

    Posted by ブクログ

    長らく気になりつつ敢えて読んでいなかったけれど、やっぱり読んでよかった。

    特に第2章
    「最大多数の最大幸福こそが善悪の尺度である」で有名なジェレミー・ベルサムのところが面白い。

    0
    2026年05月03日

    Posted by ブクログ

    1章1章が非常に考えさせられる良本でした。
    そして、1章ごとに知識と前提が積み重ねられ、10章に著者の専門の政治哲学を語るに至る。
    各章のメモ書きが大変な量になりました。

    やはり哲学は面白い。そして意味と価値がある。

    少しずつでも学び、著者のように生活や活動に活かせられるようななりたい。

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    少し長めの本であったが正義について、多くの哲学から紐解き説明している点は面白い
    カントやロールズ、アリストテレスなどの本を読んだことはなかったが、それぞれの主張も丁寧に説明している

    また、各テーマに対してロースクールや寮での話などの具体的なケースを引用しているところが多く理解しやすかった
    最後の市場原理の話も面白く、「それをお金で買いますか」という本も読んでみようと思う

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    再読。
    ベンサムやミル、カント、ロールズ、アリストテレス等を参照にしつつ正義とは何かについてアプローチしていく。
    難解なところもあるが、普段私たちが何となく正しいと思っていることを言語化してくれていたり、当たり前に見えたものに違う視点を提示してくれる点があって改めて知的好奇心を刺激させられるような内容だった。

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    自分が政治哲学に興味をもつきっかけになった本。
    サンデルの文章は分かりやすくて毎度感動する。現実に起きている問題と政治哲学を結びつけて議論していく内容となっている。例も分かりやすく、これからの世の中を考えるには最適な1冊。ただ、カントの内容は難しい。

    2回目
    やっばりサンデルの考えはいい。だけど、ロールズの話もなんとなく魅力に感じてきた。

    3回目2025.7.11
    ベンサム→結果に注目
    カント→行為の動機に注目
    アリストテレス→ものの性質に注目

    共通善を育むことが今後の政治課題らしいが、サンデルは今のトランプ政権を見てどう思うのか。トランプのナショナリズムも一種のコミュニタリアニズムのような気がするが、間違っているのだろうか

    0
    2023年11月23日

    Posted by ブクログ

    正義と善き生 正義とはという考え方を功利主義、自由主義、そして共通善と美徳を考えた見解でアプローチしている。
    哲学をさわり程度知っている方が読みやすいと感じた。
    筆者は第三の考え方を主張しているが、それぞれの考え方の論点を細かく様々な例を元に説明しており、難しいながらも自分なりの意見を考えることができる。

    0
    2025年12月06日

これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 哲学・宗教・心理
  • 出版社
    :
    早川書房
  • タイトル
    :
    これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学
  • タイトルID
    :
    140052
  • ページ数
    :
    480ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年12月09日
  • コンテンツ形式
    :
    .book
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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