プレデター

プレデター

1,980円 (税込)

9pt

「あなたはなぜ、この取材を始めたのです?」
明海和(あけみ・かず)はストリートチルドレンの取材を続けるうち、謎の集団・プレデターに襲撃される――。

都市再開発計画の名のもとに首都が七つのゾーンに区切られ、格差社会化が進む2032年の日本。
web情報誌“スツール”の記者・明海和は、独自に子ども狩と人身売買の取材を続けていたところ、カササギと名乗る人物に突き当たる。和が待ち合わせ場所に行くと、そこに現れたのはまだ十代の男性だった。彼は、これ以上取材を続けると「殺されますよ」と警告する。
なぜ、子どもたちの取材をすることが危険なのか? なぜ、国際的なモデル都市でストリートチルドレンが生まれるのか? 和は、自身の父親も“闇の子どもたち”の取材をしていたことを明かすが……。

ジュブナイル小説の名手による新たな代表作誕生!!
格差社会の闇に切り込む、ディストピア長編。

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プレデター のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アラフォーの雑誌記者・明海和は、独自に子ども狩と人身売買の取材を続けていた。
    カササギと名乗る人物と会う約束の日に手の甲に刻まれた刺青が目印だと告げられていたが、その男が産業廃棄物の集積場で死体となって発見された情報をデスク・肥川が告げる。
    司法解剖の結果、胃の中からカプセルに入った紙片が見つかり、

    0
    2023年08月15日

    Posted by ブクログ

    舞台は首都が七つのゾーンに区切られ、格差社会化が進む近未来の日本。子どもの人身売買の取材を続けるweb情報誌の記者、明海和が直面する真実とは…。情報提供者のカササギが彼女の姉の子で、上司の編集長の元妻が警察幹部。何やら入り組んだストーリーで、300ページぐらいまでは冗長、そこから急展開するも、結果は

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    近未来な設定
    人類の居住区が上から順番に区分けされている
    区外は治外法権
    人が死んでも事件が起きても関係ない
    彼らはIDをもっていないから。
    雑誌記者の明海和はそこに住むストリートチルドレンを調べ始めるが・・・


    続く?って感じの終わり方でした。

    0
    2024年04月10日

    Posted by ブクログ

    舞台は2032年の日本。

    こんな世界になっていてもおかしくないのかもしれない。

    謎が一つずつ明らかになっていく面白さはありましたが、最後がちょっとあっけなかったかと思い星を一つ減らしました。

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    SFっぽい未来の世界観の中で、現実にも通じる闇を追う主人公。
    段々過去の出来事と繋がっていく展開がとても引き込まれました。
    カササギがかなり重要人物でキーパーソンであり、もっと魅せれる設定なのが惜しい!!

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    近未来の日本。居住地はゾーニングされ、住む世界が生まれながらに決まっているが人々はそれに順化している。不満の起こらないような社会。そんな中ジャーナリストの明海和(あけみ かず)は昔の出来事に起因したある案件を調べていた。真相に迫る明海に危機も迫る。
    近未来の様子が今一つ実像を結ばない中、明海の追って

    0
    2023年10月19日

    Posted by ブクログ

    特殊な設定で個性的な能力やキャラクター性がありつつも臨場感のある空気感や世界観で話に引き込まれて面白かった。

    0
    2023年10月16日

    Posted by ブクログ

    都市開発という名の格差社会が明確になった近未来が舞台。子どもを商品のように扱う「ラダンの壺」、不都合な人物を抹殺させるために生まれた「プレデター」という存在…いつの時代でも真っ先に犠牲になるのは子どもたちだなと感じました。

    0
    2023年08月27日

    Posted by ブクログ


    格差社会が行き着くところまで進み、
    ほとんど全てが政府に統制されて監視下に
    置かれる様になった社会の成れの果ての物語。

    これから先、決して実現しないとは言い切れない
    空恐ろしさがあって、そう遠くない未来の姿にも
    思えてゾッとさせられました。
     
    ーーーーー
    一部の富裕層だけが平和で豊かで、穏や

    0
    2024年05月04日

    Posted by ブクログ

    格差社会が広がった未来の話。最初、設定が大雑把で、現実と乖離していて馴染めたかったが、近未来の話だと割り切れば面白い。地球上には、同じような境遇の子供が存在することを筆者は訴えたかったのかもしれない。

    0
    2024年03月01日

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