無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己否定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか? 本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは?【目次】序章 「いまを生きる」悩み/第一章 「私」とは何者か/第二章 世の中すべて「金」なのか/第三章 「知ってるつもり」じゃないか/第四章 「青春」は美しいか/第五章 「信じる者」は救われるか/第六章 何のために「働く」のか/第七章 「変わらぬ愛」はあるか/第八章 なぜ死んではいけないか/終章 老いて「最強」たれ/関連年表/引用文献一覧/あとがき
...続きを読む※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2022年05月07日
あおい夜空は星の海よー、人の心は悩みの海よー(アリラン)
苦悩する人間は、役に立つ人間よりも高いところにいる
人間は「自分が自分として生きるために働く」「自分が社会の中で生きていていい」という実感を持つためには、やはり働くしかないのです。
愛とは、そのときどきの相互の問いかけに応えていこうとする意欲...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月22日
素晴らしい。悩みを解決してくれる本ではないが、悩むことを肯定してくれる。
序章,1章 悩みの背景と解決策
情報化社会やグローバリゼーションによって自他の境界が曖昧になり、アイデンティティが不安定なものになっている。
便利になりすぎたせいで1人でも生きていけるようになり、これが孤立化に繋がってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月02日
12年前の本だったけど、現代を息苦しいと思いながら頑張って生きてる人にはちゃんと届いた。
私は無性愛者なので恋愛の項目だけはさっぱり分からなかったが、それ以外は身体に染み入るように理解できて、姜尚中の言葉で心が満たされた。
答えのない悩みを抱えること。
それは決して悪いことではなく、むしろ悩みと向き...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月19日
生まじめで不器用であった夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、「悩み」を糧として強く生きることを語った本。
生きる上で「悩み」と無関係になることは不可能です。人間だからこそ、悩むといっていいと思います。そして、その悩みを生きる力に変えることができるのも、また人間なのです。
本書は夏目漱石とマ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月30日
現在さまざまなメディアで取り上げられ、ベストセラーになっている新書。
姜尚中という先生のことは初めて知った。
「自分が生きている意味を考えたり、人間とは何かを考えたり、人とつながる方法を本気で考えたり、自分と世界の関係を考えてみたりする。」
「いま、…あらゆる仕事がサービス業化しつつあり...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月16日
十代の頃ひたすら悩み、生きづらさを感じていたことを思い出した。当時は言語化できずにやきもきしていたが、今考えると社会に呑み込まれ「自我を見失う恐怖」を抱いていたのだとこの本を読んで明確になった。
『意味を確信できないと人は絶望的になる。私が私として生きていく意味を確信したら、心が開いてきた。確信でき...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。