日本経済の奇妙な常識

日本経済の奇妙な常識

770円 (税込)

3pt

電子書籍版のみで読める特別章収録。図版もカラーで再現。(カラー対応機種のみ)。『出社が楽しい経済学』や『スタバではグランデを買え!』でおなじみの著者が、豊富なデータをもとに日本経済の「いま」を解く。その常識、間違っています!1ドル=80円は「超円高」?世界の基軸通貨は米ドル?日本のマクロ経済の根本問題は物価下落?日本の所得格差拡大は、高齢化だけが原因?消費税は段階的に2%ずつ上げた方がよい?

...続きを読む

日本経済の奇妙な常識 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読み応え有った良書でした。

    大ざっぱに本の結論を述べれば、日本の企業の大多数である中小企業は、資源の高騰などのコスト高を価格に転嫁できず、その分賃金カット等で乗り切って切るので、デフレ・スパイラルに陥っている。故にデフレ脱却にはインフレターゲットのような、物価を引き上げる政策ではなく、労

    1
    2011年12月12日

    Posted by ブクログ

    経済は難しいので、筆者の主張が全般的に正しいのかどうかわからないが、国内需要の緊縮は労働賃金の減少であるとは思う。また、「デフレの正体」で言っているように労働人口の減少であることも正しいのではないか。財政破綻を想定したプランを立てるべき、という主張は、今の政治家では無理だろうな〜。

    0
    2018年10月20日

    Posted by ブクログ

    私の力では、本書の内容を正確に要約することもできないし、筆者の見解を検証しながら読むこともできない。
    でも、ここに書かれていることは衝撃的だった。

    日本の稀有なデフレ期は、日銀=日本政府の過度な円安誘導のためであったのか。
    国際金融論の見地からはそうなるのね…。
    そして輸出産業は潤ったものの、内部

    0
    2017年09月24日

    Posted by ブクログ

    1998年頃から、格差が拡大しはじめた。

    日銀の円高対策(為替介入)と金融緩和が、やりすぎであったため、グローバルマネーの循環を通じて、まわりまわって消費不況を賃金デフレを招いた。

    貯蓄過剰が、グローバル投機の原資となっている。

    世界の為替取引規模から見れば、積み上がった外貨準備はたいした量で

    0
    2013年10月23日

    Posted by ブクログ

    吉本さんの本は基本的に当たりが多い。
    この本も目からウロコ的な内容が色々と。

    (内容メモ)
    デフレ対策として日本政府や日銀が行った経済政策の副産物としてグローバル投機マネーが育ち
    →投機マネーが米国債や資源に向かう
    →米の財政赤字増大&資源高騰

    新興国の成長により資源高騰との意見があるが、世界全

    0
    2013年05月12日

    Posted by ブクログ

    面白かった。2004年に日銀は大幅な市場介入をし、円安を守っている。円を安くするため、円で米国債を大量に買う。アメリカはその国債で赤字財政を続けられる。以前はコモディティ(資源)の先物は国債とあまり関係なく変動していたため、暴落時のリスクヘッジとして使われるようになった。それが一般化するとコモディテ

    0
    2013年12月29日

    Posted by ブクログ

    書名のとおり、日本経済の奇妙な常識というか、マスゴミから流され続ける経済情報に慣らされてしまっている日本社会。

    著者は、奇妙な常識を冒頭列挙し、その内容が如何に間違った観点からとらえられたものであるが、歴史的データも含め、見事に解明している。

    アメリカのドルが基軸通貨でなくなり、アメリカ国債がい

    0
    2012年05月21日

    Posted by ブクログ

    課題図書としてもらった本。
    いわゆる経済の「常識」をくつがえす内容を書いてある。
    簡単にまとめてみると・・・

    ・アメリカ国債について(外貨準備としての存在とか)
    ・資源価格高騰と賃金デフレ(日本の経済構造の問題点について)
    ・暴落とリスク(リスク管理の徹底による暴落の加速)
    ・円高対策という名の通

    0
    2012年01月23日

    Posted by ブクログ

    表題ほど突飛な内容ではない。最近の2011年までの日本の経済状況は、1998年(頃)を境に大きく変わったと説く。また、円高対策と金融緩和が不十分なのでデフレになったのではなく、それらのやりすぎがデフレを招いていると主張している。これらのために、70ものグラフや表を用いている。そのため、斜め読みには適

    0
    2013年06月07日

    Posted by ブクログ

    名著「金融広告を読め」(光文社新書)の著者の本ということで、読んでみました。
    ざっくりまとめると、
    1 資源バブルは日本の近隣窮乏化政策が起こした。
    2 日銀はアホ。
    3 問題は賃金だ。
    4 復興連動債で一石何鳥も。

    1はよくわからない。説明としてはわかるし、データもそのような因果関係を示唆しては

    0
    2012年04月21日

日本経済の奇妙な常識 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社現代新書 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

吉本佳生 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す