アリアドネの声

アリアドネの声

1,672円 (税込)

8pt

巨大地震発生。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。
光も音も届かない絶対的迷宮。
生還不能まで6時間。
想像の限界を超えるどんでん返し。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。
崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。

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アリアドネの声 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    大地震が発生し、地下5階の救助者を6時間以内に救出する。さらに、要救助者は、見えない、聞こえない、話せないの障害者だった…。ドローンを使っての
    救出劇が始まる。
    無理だと思ったらそこが限界。頑張ることも大事だが、無理だと感じた時の捉え方によって、追い込むのか、楽しめるのか変わってくる。どんな状況でも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月05日

    光も音も届かない。そんな救助者を無事に助ける事ができるのか❓昔、兄を自分が弱虫だったばかりに死なせてしまった事をずっと悔やんでいた高木。なんとしても彼女を助けたいと、ドローンを使って出口に導く。『無理だと思ったら、そこが限界なんだ』兄の言葉にとらわれていたが、夢の中でその言葉のもう一つの意味を知る。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    大地震で地下5階に一人取り残されたのは目が見えず、耳も聞こえない女性。ドローン技術者の高木は崩れ落ちた地下施設の中で最新鋭のドローン1機で彼女を見つけ、避難場所へと誘導しなくてはならない。浸水と火災で刻一刻とタイムリミットが迫る中、時に不可解な女性の行動は救助者たちに疑問を抱かせるー

    ドローンによ...続きを読む

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    購入済み

    なんとなく先が読めそうなものの

    2024年02月03日

    自分の人に対する見方に偏りがあることを痛感しました。○○な人はこういう人でこういうことが出来るけどこういうことは出来ない。そう言った捉え方は平時のときのごく一部なのかもしれない。誰かを守りたいと思ったとき、自分の力をフルで使って救い出したいと思ったときの人間の力というのは、容易に想像を超えてくるもの...続きを読む

    #泣ける #感動する

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    購入済み

    一気に読んでしまいました

    2023年09月05日

    ハラハラドキドキで一気に読んでしまいました!
    絶望と希望が目に浮かぶようで、すっと入ってくる文章の読みやすさなのにとても濃密でした。
    そして最後の6pを繰り返し反芻して読み、大泣きしました。
    人を救う事って、なんて難しくて、なんて尊いんだろう。

    #泣ける #感動する #ドキドキハラハラ

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    購入済み

    熱い展開

    2023年07月29日

    主人公の境遇や過去のトラウマを含めた感情などがとても表現されていて読んでいて泣きそうになることが多かったです。
    最後の怒涛の展開がとても面白かったです!

    #アツい #感動する #カッコいい

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    Posted by ブクログ 2024年04月30日

    面白かった。
    人物描写やセリフが少しありきたり?ステレオタイプ?な気がするけど、ドキドキしながら最後まで読めました

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    Posted by ブクログ 2024年04月29日

    災害用に開発されたドローンで、地下に閉じ込められた三重障害の被災者を救えるか。

    今だからこそ成り立つお話で、時代が少し先に行くと、こんなの技術的に無理、逆に簡単で魅力が減ってしまうお話ではあると思います。
    途中までは作中の人物と同じように
    主人公、ウザいなぁ
    と思っていましたが(笑)、最後は見事に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月29日

    序盤から引き込まれて読みやすかった。
    出来たばかりの地下都市を襲った地震であまりにも簡単に壊れてしまった地下都市。そこに残された1人の三重苦(見えない、聞こえない、話せない)の女性をドローンで救い出すプロジェクト。
    手に汗握る展開と、ラストに判明する驚きの事実に、再び前のページに戻って読み直した。

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    Posted by ブクログ 2024年04月25日

    「視覚·聴覚·声」を失った要救護者を、どのような手段で救出するのか?に、重点を置かれそうな感じですが、主人公の心の復活ストーリーも。それが絶妙な配分で書かれている。
    ラストのどんでん返し(??とされる)については、手品師のハンドマジックのように災害という大きな事件に読者の気を逸らしながら、もう片側で...続きを読む

    0

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