遺骨

遺骨

594円 (税込)

2pt

3.4

殺害された製薬会社の営業マンが、密かに淡路島の寺に預けていた骨壺。事件後、それを持ち去った謎の女性。さらに寺に現れた偽の製薬会社社員――。取材中に被害者と出会っていた浅見光彦は、錯綜する謎の接点を求めて、童謡詩人金子みすゞゆかりの地・山口県仙崎へ向かう。そこには、生命の尊厳と倫理を脅かす驚愕の真実が……。脳死、臓器移植など、最先端医療の原罪を追及する浅見、その死生観が深い感動を呼ぶ。

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遺骨 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年01月19日

    バブル期ミステリ繋がりと思って、内田康夫を手に撮ったら、バブルが終わって落ち着いた足尾市だとかが舞台だった作品。

    淡路島の寺に骨壷を納めに来た男が、帰京後に殺される。その後、骨壷を取り戻しに行ったはずの同僚も殺されるが、骨壷は謎の女に引き取られて行方不明となる…。

    たまたまなのだろうけど、瀬戸内...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    臓器移植法成立かどうかという時期。
    製薬会社の社員が殺された。
    行きずりか?計画的な殺人なのか?
    偶然に淡路島のフェリーで社員と会っていた浅見光彦が事件の謎に乗り出す。
    戦時中の事柄が強い影響を与えている。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月19日

    ひとつの骨壷をめぐるミステリー小説。
    作中大きな位置を占めるものとして「脳死は人の死か」ということが取り上げられており、登場人物の目を通し著者の意見が見えてくるようであるが、脳死に対する考えが整理されておらず物足りなく感じた。

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    Posted by ブクログ 2010年03月02日

    *浅見光彦シリーズ・レビュー
    そもそもインパクトはない。
    トリックも大したことない。
    キャラも浅見を含めて色が強いわけでもない。
    会話だって地味で武器にはならない。

    でも、面白い。

    それが浅見光彦シリーズです。
    このシリーズの最大の特徴は探偵役の浅見光彦と読者が情報を共有し、共に真相に迫っていく...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年12月21日

    詩人金子みすゞや臓器移植法、731部隊などを絡み合わせたなかなか読みごたえのある内容でした。難しいトリックはないが、浅見の視点で事件を一緒に考えていくような感覚にさせるのが著者の特徴なのだろう。
    自作解説の追記の記載は、当時としては勇み足でしたね。(薬害エイズ問題)

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