幻の四重奏

赤川次郎

〈ユミ四重奏団〉のメンバーの一人、ヴィオラをひく有沢美沙子が両親宛ての遺書を残して死んだ。だが彼女には、駈け落ちを約束した恋人がいてとても自殺する理由が見当たらなかった。その上、美沙子から自分の告別式の模様を書いた手紙が届くに及んで、弓子ら仲よし三人組は恐慌状態に陥った。《美沙子が天国から私達を呼んでいるのかしら!?》美沙子の死には何かある。三人でそれを探るのだ!! 青春ユーモア・ミステリー。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 角川文庫
• 電子版発売日: 2012年08月03日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

美紗子の死のナゾを探るため、四重奏探偵団の弓子、良枝、リカが立ち上がる。最後には、意外な人が犯人・・・。

[ブクログ · ★★★☆☆]

四重奏団・のメンバーの有沢美沙子が遺書を残して死んだ。だが、駈け落ちを約束した恋人がいて自殺する理由が見当たらない。美沙子の死に何かある。三人でそれを探るのだ！

[ブクログ · ★★★★★]

女性だけの四重奏の一人が亡くなる。
かけおちの日に死亡したので，自殺か，他殺かが疑わしい。

かけおちをしようとした相手の男性とその父親の謎の行動。
男性はまた見合いをする。

見合いの相手の女性と，四重奏の遺った3人が駆け回る。
以外な結末と，未解決の諸問題が余韻を持って話が終わる。

食い意地のはった1人という設定は，赤川次郎がよほど性格描写に手を抜こうとしているかが分かる。
多作ならではの手法なのだろうか。