夜市

夜市

550円 (税込)

2pt

妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング! 魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。

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夜市 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「夜市」は一歩間違えば戻れず死と隣り合わせの状況であるのに、淡々としていて重々しくないため、放課後ちょっと不思議な世界に足を踏み入れた感覚で読める。「風の古道」は踏み入ってはならない場所を冒険しているワクワク感と徐々に繋がっていく恐怖に引き込まれて、一つの映画を見終わったような気持ちになった。 闇の

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    【未開封の箱磔の箱】
    【老化が早く進む薬】
    【首】
    静かな夜市では
    穏やかならぬ物が出品されている

    はたして必要になる時は来るのだろうか…

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    ホラーというよりファンタジー的な内容
    2篇とも幻想的な異世界に迷い込んだ人間、という内容だけど、どこか物悲しさを感じさせる雰囲気に圧倒される

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    初・恒川先生の本です。不思議な世界観に引き込まれ、恒川ワールドが一気に好きになりました。これまでこういった世界観には触れてきてなかったなと思っていましたが、たった今、梨木先生の『裏庭』が好きで何度も読み返したことをなぜか思い出しました。どことなく雰囲気が似てるように感じます。お世話になっている大切な

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    ホラー小説が読みたい!と前から気になっていた「夜市」を読みました。短めのお話で、何よりノスタルジックな雰囲気が良い!妖しい世界に迷い込んだ不思議な読書体験でした。

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    ゆっくり過ごしたい晩夏にちょうどいい短編集かも。ホラーだけど怖がらせるためのホラーじゃなくてそっと存在する怪異みたいな世界が優しくて懐かしくてさみしくて、穏やかな読後感が良かった。キャラクターが立っていて魅力的だし文章の景色がとてもきれいなので映画というより穏やかなアニメみたいだった。恒川光太郎氏の

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    恒川さんにハマったきっかけの一冊。
    世界観が好きすぎる。怖くて綺麗。
    本当に自分が迷い込んでるかのような初めての感覚でした。本ってすごい。

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    なんだこの爽やかさは。
    夜市も風の古道も、ついついその世界に足を踏み入れたくなるような魅力を放っている。まるでそこに吹く風や香りが感じられるようである。
    しかし、その世界のルールはたとえ相手が子どもであっても甘くない。この辺がファンタジーじゃなくてホラーに分類される理由なのかな。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    幼い頃、読書をしない母が珍しく面白いと言っていた本。『風の古道』が好きだと言っていたのを今でも覚えている。当時は表題の『夜市』が圧倒的に面白く母の気持ちが理解出来なかったが今ではとても良く分かる。そして今回、何度目の再読かわからないかわ相変わらず素晴らしい作品だと思った。一体何人の人間がこの文章にあ

    0
    2025年09月06日

    ジャンルはホラーなのだけど、入り込んだ世界が幻想的で、読んでいるうちに不思議で美しく妖しい別世界に迷い込んだような気持ちになっていました。

    0
    2021年04月14日

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