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妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング! 魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。
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Posted by ブクログ
お話が2つ収録されているが、両方とても面白い。2つとも異世界に関連した話で、読みやすいし、衝撃を受ける。さらっと読めて心に残る。
ホラーだと身構えていましたが、怖いというよりは、不思議な異世界の夜の市場に迷い込んだようなファンタジー感があってワクワクしました。恒川さんの描く独特な世界観や文章の雰囲気がすごく好きで、どんどん先が気になって一気に読んでしまいました。 でも、物語が進むにつれてまさかの展開になり、本当にびっくり。 ...続きを読む 特にラストの、もう元の世界には戻れないんだと突きつけられるような終わり方は、すごく辛くて胸の奥がゾワゾワとしました。読み終わった後も、あの夜市の空気感がずっと頭から離れません。 向こう側の世界にめっちゃ行ってみたいめっちゃ気になるが、絶対に行かない。帰ってこれないと嫌だから。
約170ページで、2つのお話が書かれています。読みやすいボリュームでした。 どちらのお話も、うすーく繋がっているような表現がありました。 この2編のお話の読後感は、どちらも切ないです。決してバッドエンドではないんですが、手放しでは喜べない終わり方でした。 独特の世界観があります。その場の風景や主...続きを読む人公たちの心情を表す表現がそうさせているように感じました。また、「学校蝙蝠」や「永久追放者」、「人攫い」などのネーミングセンスがそうさせているようにも感じました。 この本はホラー小説を薦める文脈の記事かなにかで見つけて読んだのですが、ホラーというよりファンタジーのような印象を受けました。 この著者の作品は初めて読んだのですが、こういう世界観の作品をもっと読みたくなりました。まさに、引き込まれました。
今年読んだ中で1番の小説! 夏目友人帳が好きな人にはハマると思う。 レンがとても魅力的。 孤独と共に生きる姿が哀しいけれどかっこいい。
ホラーというからおどろおどろしい感じなのかと思いきや、そうではなかった。とても神秘的で美しい物語だった。描写の仕方なのかな?綺麗な言葉を紡ぐ人だなと感じた。 私たちの世界の裏側に本当にありそうな異界の存在、ファンタジーのようなワクワク感、切ない別れ、驚きの真実、最近読んだ小説の中でいちばん好きだ。
率直に、とても好みな作品でした。 読んでいる最中はまるでここから一生出られないような、気がついたら汗が滲んでいる そんな没入感を味わえました。たしかに日本的なじっとりとした怖さがあり、ホラーというカテゴリではありますが、欲や情といった人間心理が物語の根幹といえるほど丁寧に描かれています。2つ作品が収...続きを読む録されていますが、どちらも決してネタバレを踏まずに読んでいただきたいです。恒川さんの生み出すノスタルジーに惚れてしまったので、他の作品も網羅したいと思います。
ジャンルはホラーなのだけど、入り込んだ世界が幻想的で、読んでいるうちに不思議で美しく妖しい別世界に迷い込んだような気持ちになっていました。
お話は2話収録。両方とも面白かったけど個人的には2話目が好みでした。夜市も好きですが。 両作品とも、どこかノスタルジーで、日本のホラー的な世界観は少しじめっとした感じがしますが、読後はモヤモヤ残らずスッキリしました。
ホラーはホラーなんだろうけど、子供の頃見た河童の映画みたいな、ファンタジーに近い感覚だった。「異世界との間の夜市」「異世界に通じる道」等、全世界にありそうなファンタジーではあるけれども、世界観に日本のエッセンスが溢れていて読んでいてとてもワクワクした。
ほんのりホラーの不思議な話。初めて読むタイプの本でした。 すごくよかったから色んな人にオススメしたいのに、この本の魅力を伝える語彙力が私にはない… まぁ読んでもらわないと分からないので、とりあえずみんな読んで!!
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