毒薬の輪舞

毒薬の輪舞

555円 (税込)

2pt

3.3

青銅色の鐘楼を屋根にいただく精神病院に続発する奇怪な毒殺事件。自称億万長者、拒食症の少女、休日神経症のサラリーマン……はたして殺人鬼は誰か? 患者なのか、それとも医師なのか? 病人を装って、姿なき犯人の行方を追う警視庁の名物刑事・海方の活躍。全編、毒薬の謎に彩られた蠱惑的ミステリー空間!

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毒薬の輪舞 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年09月26日

    ここ続けて読んできた『鬼女の鱗』、『びいどろの筆』、『蔭桔梗』といった時代物、もしくは職人の世界を描いた恋愛物と、侘び・寂びを感じさせる日本情緒豊かな作品に親しんできたため、この作品は現代本格物ということで、どこか別の人が書いたような違和感を覚えたが、やはり随所に泡坂らしさを覗かせ、小さいながらも驚...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月01日

    青銅色の鐘楼を屋根に頂く大正時代に創設された精神病院。
    警視庁特殊犯罪捜査課、海方惣稔(うみかたふさなり)は、連続毒殺事件の予兆を嗅ぎ取り、潜入捜査を始める。

    海亀の亀さんこと海方刑事と部下の小湊くんが活躍するシリーズ第2作。
    レビューの冒頭で『潜入捜査』とカッコイイことを書きましたが、じつは亀さ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    これがまた、好みの設定でおもしろかった。キャラも立っているし、毒薬に対する
    作者のなみなみならぬ興味ゆえのうんちくが、読んでいてニヤニヤできる。
    「精神病棟」「毒薬」「殺人事件」このみっつは鉄壁でしょう。表紙の絵が大時代だが、
    刑事もおっさんでたいへんよろしい。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年02月08日

    ちょっと最後が分からなかった。けれど、精神病院で実は精神患者が誰も居なくて、皆それぞれ思惑があって入院している...と、いうのは面白い。

    泡坂の長編はやっぱり一気に読ませられる。

    0

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