憑神

憑神

572円 (税込)

2pt

妻夫木聡主演の映画原作。時は幕末、処は江戸。貧乏旗本の次男の身ながら、その才を見込まれて大身の入婿となった彦四郎。だが、跡継ぎを授かったとたん離縁され、実家に出戻るはめに。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、なんと神様があらわれた。だが、この神様、神は神でも、貧乏神! 果たして、貧乏侍vs.貧乏神の行方は……!? とことんツイてない男が最後に選んだ真実の生きる道とは――。抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。最近ツイてない、ツキが欲しいと思っている人、必読。

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憑神 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年03月06日

    「ならぬ徒花ましろに見えて、憂き中垣の夕顔やーー」
    貧乏御家人の別所彦四郎。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!ーーーーー

     
    映画は見ていないけど、テンポよければ面白そうだなあ。冒頭の彦四郎は、現...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月19日

    浅田次郎作品、お父さんが大好きなんだけど理由がわかる。時代ものなんだけど小難しくなくて、ドラマチックで、男のロマン的なものがくすぐられるんだろうなと思う。出てくるキャラクターも魅力的だし、感動するところもクスッと笑っちゃうところもあって、充実した読書体験だったなと思える要素が盛りだくさん。

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    Posted by ブクログ 2023年08月17日

     時代にあわせた独特の会話に始めは戸惑ったものの、段々と慣れ、物語に引き込まれていった。

     主人公:彦四郎は、運に見放された男であった。神頼みをきっかけに貧乏神・疫病神・死神に取りつかれてしまう。

     「神頼みがさらなる不運を招く」驚く程波乱な展開。貧乏神・疫病神・死神の独特なキャラクター。面白く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月19日

    幕末の御徒士を描いた作品。時代劇への興味皆無でも面白く読めた。
    意地と痩せ我慢が美しい。
    やっぱり、漢はこうじゃなくっちゃね。

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    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    同じ作者でこうも筆遣いが違うものか・・・。 朝田さんには「壬生義士伝」で散々泣かされたけど、今度は愉快な人情話だと途中まで笑みをこぼしながら読み進んでた。 でもやっぱり最後は泣かされちゃった。 彦四郎、天晴れである

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    Posted by ブクログ 2023年02月28日

    「浅田次郎」の長篇時代小説『憑神』を読みました。

    『終わらざる夏』、『残侠―天切り松 闇がたり〈第2巻〉』、『王妃の館』、『一路』に続き、「浅田次郎」作品です。

    -----story-------------
    抱腹絶倒にして感涙必至。
    貧乏侍vs.貧乏神!? 
    幕末時代小説の最高傑作。

    時は幕...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月25日

    面白かった
    落語のような設定・展開から、最後は武士としての矜持、生き方、死に方を語る物語。

    ストーリとしては、
    幕末の江戸。
    戦国時代に徳川家康の影武者としての役割を担った先祖をもつ下級武士の次男、別所彦四郎が主人公。
    ある夜、酔いに任せて小さな祠に神頼みしたところ、実際に現れた神様が貧乏神、疫病...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月16日

    幕末の動乱の中、御徒士で、代々将軍の影武者約となる役を仰せつかる別所家の出戻り婿である主人公、彦四郎が3人の憑神に取り憑かれる話だが、根底は江戸の時代とともに滅ぶ武士の潔さがテーマで、最後は死神が死地に追いやるのだが、勝安房守海舟も無駄な死と評している主人公の酔狂に元妻の八重も含め、賛同しているとこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月07日

    最初から怒涛の展開でありながらも、
    人情交えて江戸後期の江戸の様子を見させてくれる話。
    貧乏神・疫病神・死神がなんとも良いんだな。
    人物の書き分けも素晴らしいんだな。
    でも、彦四郎の最後って
    “ラスト・サムライ”なんだよなーと考えながらも、
    武士って本当は悲しいもので、
    武士でない自分にゃわからない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月22日

    こんな神に取り憑かれてはたまらない。
    取り憑かれるのがお役目に真面目であろうとする武士なら、取り憑く方も役目を怠けたりはせぬ神であった。
    とはいえ、ゆるさも見えれば情に揺らぎもする。
    両者人間同士だったなら、ひょっとしたらいい飲み友達になったかもしれぬ。

    小文吾がいい。また、いい加減であかんたれな...続きを読む

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