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Posted by ブクログ 2009年10月04日
名作。年若い編集者(筆者)と幸田露伴との交流を描いている。
全体の流れや個々の文章には、少々不味い部分も垣間見えるのだけれど、そういった技術を凌駕して光るものがある。
是非、ラストまで読んで欲しい。
機会があれば映像化して欲しいんだけど、無理かね。
ちなみに小林勇は岩波書店社長。岩波新書の発行など...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月05日
1926年からその死まで、岩波書店の編集者として幸田露伴に親しく交流した著者が、露伴によって語られたことばを記している本です。
幸田文のエッセイでは、掃除のしかたをはじめ生活のなかの心がけについて教え諭す厳父のイメージが強い露伴ですが、著者との気の置けない会話のなかでは博識に裏づけられたユーモアを...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月04日
作家幸田露伴の担当になってからその作家の死ぬまでの20年間の記録。
地方在住作家が増えた現在、公私ともここまで密にする作家と編者は皆無だろう。編者が特高に捕まった際露伴からの手紙が届いた。当時のことだからもちろんプライバシーなんかないんで中身も警察に読まれた。
露伴はこの時信州に疎開していた。
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