蝸牛庵訪問記
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蝸牛庵訪問記

1,463円 (税込)
498円 (税込) 5月30日まで

2pt

4.7

蝸牛庵・幸田露伴との若き日の出会いから、その凄絶、荘厳な終焉の日までの“日常”の比類なき記録。該博な知識、不羈の精神、巨大な文学空間を展開する“文豪”露伴の、慈父のごとき姿をあざやかに捉える、小林勇のエッセイ文学の名著『蝸牛庵訪問記』。

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蝸牛庵訪問記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    名作。年若い編集者(筆者)と幸田露伴との交流を描いている。
    全体の流れや個々の文章には、少々不味い部分も垣間見えるのだけれど、そういった技術を凌駕して光るものがある。
    是非、ラストまで読んで欲しい。
    機会があれば映像化して欲しいんだけど、無理かね。

    ちなみに小林勇は岩波書店社長。岩波新書の発行など...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月05日

    1926年からその死まで、岩波書店の編集者として幸田露伴に親しく交流した著者が、露伴によって語られたことばを記している本です。

    幸田文のエッセイでは、掃除のしかたをはじめ生活のなかの心がけについて教え諭す厳父のイメージが強い露伴ですが、著者との気の置けない会話のなかでは博識に裏づけられたユーモアを...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年11月04日

    作家幸田露伴の担当になってからその作家の死ぬまでの20年間の記録。

    地方在住作家が増えた現在、公私ともここまで密にする作家と編者は皆無だろう。編者が特高に捕まった際露伴からの手紙が届いた。当時のことだからもちろんプライバシーなんかないんで中身も警察に読まれた。
    露伴はこの時信州に疎開していた。

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