堂島物語1 曙光篇

堂島物語1 曙光篇

733円 (税込)

3pt

4.1

米が銭を生む街、大坂堂島。米問屋である山代屋へ、十六歳と遅れて奉公に入った貧農の倅・吉左には「暖簾分けを許され、店を持つ」という出世の道は閉ざされていた。しかし、刻々と変わる予測不能な米相場を舞台に、相場師としての才能を発揮していく。本格時代経済小説の登場!

...続きを読む

堂島物語 のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 堂島物語1 曙光篇
    733円 (税込)
    米が銭を生む街、大坂堂島。米問屋である山代屋へ、十六歳と遅れて奉公に入った貧農の倅・吉左には「暖簾分けを許され、店を持つ」という出世の道は閉ざされていた。しかし、刻々と変わる予測不能な米相場を舞台に、相場師としての才能を発揮していく。本格時代経済小説の登場!
  • 堂島物語2 青雲篇
    733円 (税込)
    山代屋へ奉公に上がっておよそ2年。丁稚として務めながら、幕府未公認の米先物取引「つめかえし」で相場師としての頭角を現しつつある吉左。ある日、取引に失敗して莫大な借金を作った幹助を助けるため、より賭博性の高い「日仕舞い取引」に挑む。一方、吉左を嫌う丁稚頭の百助は、正月の藪入り後も店に戻らず……。(全六巻)
  • 堂島物語3 立志篇
    712円 (税込)
    念願の米仲買人となった吉左改め吉左衛門は、自分と同じく20代で無敗の天才米相場師・寒河江屋宗右衛門の存在を知り、その大胆な取引に圧倒される。同じ頃、かつての奉公先・山代屋は若旦那の病や取引の失敗などで窮地に陥っていた――『早雲の軍配者』の著者が描く本格時代経済小説第3弾。
  • 堂島物語4 背水篇
    712円 (税込)
    「九州で竹の花が咲いた」という奇妙な噂を耳にした吉左衛門は、自分の目で稲の様子を確かめるべく、西国へ旅に出る。そこで見たものは――。やがて訪れる享保の大飢饉をめぐる米相場の乱高下は、吉左衛門にとって大きなビジネスチャンスとなるか、破滅をもたらすか、人生最大の決断が待ち受ける。
  • 堂島物語5 漆黒篇
    796円 (税込)
    かつて山代屋で丁稚頭を務めていた百助は莫大な借金を抱え、お新と駆け落ちする。米商人となる道を閉ざされ、行商人に身を落とした百助は、やがて酒に溺れるようになり――。
  • 堂島物語6 出世篇
    796円 (税込)
    川越屋で奉公を始めることになった百助の息子・万吉は、手代たちから執拗な嫌がらせを受ける。『早雲の軍配者』の著者が描く本格経済時代小説第6弾。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

堂島物語1 曙光篇 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年03月14日

    歴史小説という体裁を取った、株の本ですね、これ。読むきっかけは”マストリード”シリーズから。商人と台頭と武士の凋落が、当時の最重要取引である米の売買を背景に、鋭く描き出されている。今はまだ、個人的趣味の域を出ない主人公の才腕が、今後どのように市場をかき回していくのか、っていうのが本筋ですね、きっと。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月02日

    16歳と遅れて奉公に入った貧農の倅・吉左。
    奉公先は米が銭を生む街、大阪堂島に店を構える山代屋。
    米相場の世界を舞台とした本格時代経済小説。
    吉左の才能と周りの人物に注目。
    江戸時代の米安の理由や米相場の仕組みも分かってくる。

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月25日

    享保期の大坂の米市場を舞台にした物語。時代小説でありながら、取引市場の仕組みや雰囲気を感じられて面白い。主人公の吉左は、継母に追い出されるように大阪の米問屋に奉公に出される。当時としては遅い16歳の時である。しかし、村にいたときに寺で暮らしたこともあり、読み書き算盤だけでなく、和尚の崇高な精神も学ん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年09月17日

    十六歳と遅れて米問屋へ奉公に入った、貧しい百姓の少年、吉左の成長物語。
    “奉公モノ”というと、周りが意地悪な人ばっかりなイメージもありますが、この作品は、藤助や、お亀、月照様など、吉左の味方もいるので心強く(勿論嫌な先輩キャラはおりますが。。)、吉左自身も応援したくなるようなキャラなので、彼の成長が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月26日

    軽快な読み口で一気に読ませる。第一巻では登場人物の大まかな人物像を描き、次巻以降が本格的な物語りになるのだろう。米相場という現代人には馴染の少ない題材だが読んでいて飽きないのは作者の妙だろう。次巻が楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月16日

    家族のため、米問屋へ奉公に行く吉左。
    様々な苦難の中、相場師として才能を発揮していく。

    冒頭20ページの決断に度肝を抜かれ、引きの強さに鼓動が高まった。
    男前すぎるぞ!吉左。

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月23日

    面白い。
    星4つにするかどうか迷う。

    エンターテイメントとして正しい文法で書かれている点を高く評価したい。

    一つは、読者を楽しませてくれる仕組みを持っているという点で。
    一つには、読者に新しい知識を与えてくれるという点で。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年08月15日

    米相場を描いた時代経済小説シリーズ第一弾。

    小作人の長男として生まれた吉左は義母との関係に悩んでいた。
    義母は自分の子供に後継となって欲しい。その気持ちを露骨に示してくる義母に殺意を覚えた事もあるが、その気持ちも理解出来るのであった。それに兄として兄弟達も可愛い。
    義母が死ぬか、それとも自分が死ぬ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年03月03日

    江戸時代の経済小説とは面白そうだと思い読んでみました。
    当時の米に関する商いを知る事が出来て、とても勉強になりました。こんなに昔から先物取引が行われていたのだなあと感心して調べてみたら、なんと”1730年に江戸幕府が、大阪堂島米会所に対し米の先物取引を許可したのが、先渡し契約の無い近代的な商品先物取...続きを読む

    0

堂島物語1 曙光篇 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

富樫倫太郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す