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Posted by ブクログ 2018年03月14日
歴史小説という体裁を取った、株の本ですね、これ。読むきっかけは”マストリード”シリーズから。商人と台頭と武士の凋落が、当時の最重要取引である米の売買を背景に、鋭く描き出されている。今はまだ、個人的趣味の域を出ない主人公の才腕が、今後どのように市場をかき回していくのか、っていうのが本筋ですね、きっと。...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月25日
享保期の大坂の米市場を舞台にした物語。時代小説でありながら、取引市場の仕組みや雰囲気を感じられて面白い。主人公の吉左は、継母に追い出されるように大阪の米問屋に奉公に出される。当時としては遅い16歳の時である。しかし、村にいたときに寺で暮らしたこともあり、読み書き算盤だけでなく、和尚の崇高な精神も学ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月17日
十六歳と遅れて米問屋へ奉公に入った、貧しい百姓の少年、吉左の成長物語。
“奉公モノ”というと、周りが意地悪な人ばっかりなイメージもありますが、この作品は、藤助や、お亀、月照様など、吉左の味方もいるので心強く(勿論嫌な先輩キャラはおりますが。。)、吉左自身も応援したくなるようなキャラなので、彼の成長が...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月15日
米相場を描いた時代経済小説シリーズ第一弾。
小作人の長男として生まれた吉左は義母との関係に悩んでいた。
義母は自分の子供に後継となって欲しい。その気持ちを露骨に示してくる義母に殺意を覚えた事もあるが、その気持ちも理解出来るのであった。それに兄として兄弟達も可愛い。
義母が死ぬか、それとも自分が死ぬ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月03日
江戸時代の経済小説とは面白そうだと思い読んでみました。
当時の米に関する商いを知る事が出来て、とても勉強になりました。こんなに昔から先物取引が行われていたのだなあと感心して調べてみたら、なんと”1730年に江戸幕府が、大阪堂島米会所に対し米の先物取引を許可したのが、先渡し契約の無い近代的な商品先物取...続きを読む
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