禁じられた館

禁じられた館

「ストレートで高純度の本格ミステリ。
よくぞ掘り出してくれました。
1930年代のフランスでこんな不可能犯罪ものが書かれていたとは、
ヴィンテージミステリの世界はまだまだ底が知れませんね。」
――有栖川有栖(作家)

天外消失の謎に名探偵が挑む!
フランス産探偵小説の傑作、遂に発掘!

飲食産業で成功を収めた富豪のヴェルディ
ナージュが、マルシュノワール館に引っ越
してくる。これまでの所有者には常に災い
がつきまとってきた曰く付きの館だ。再三
舞い込む「この館から出ていけ」との脅迫
状。果たして雨の夜、謎の男の来訪を受け
た直後、館の主は変わり果てた姿で発見さ
れる。どこにも逃げ道のない館から忽然と
姿を消した訪問者。捜査が難航するなか、
探偵トム・モロウが登場し……『黄色い部
屋の謎』以降の歴史的空白を埋めるフラン
ス産不可能犯罪小説の傑作、ついに発掘!

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禁じられた館 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    飲食産業で成功を収めた富豪のヴェルディナージュが、マルシュノワール館に引っ越してくる。これまでの所有者には常に災いがつきまとってきた曰く付きの館だ。
    再三舞い込む「この館から出ていけ」との脅迫状。
    果たして雨の夜、謎の男の来訪を受けた直後、館の主は変わり果てた姿で発見される。
    どこにも逃げ道のない館

    0
    2024年01月09日

    Posted by ブクログ

    いやいや凄い。1930年頃の作品。古典ミステリー
    らしく全てが仰々しく始まる。一転面白くなるのは素人探偵が出てきてから。ポアロと似ているが、どちらが先なのかな。前半退屈したが、後半は凄く面白かった。

    0
    2023年12月27日

    Posted by ブクログ

    引越してくると「この館から出ていけ」と脅迫状が届き… 純度満点の古典本格ミステリー #禁じられた館

    ■あらすじ
    事業で成功を収めている富豪が、立派な館に引越しを決める。ただし、かつての所有者が不幸になってしまったという怪しげな館であった。
    そんな彼のもとに「この館から出ていけ」との脅迫状が届くので

    0
    2023年03月21日

    Posted by ブクログ

    埋もれた傑作とのこと、確かに面白く読ませて頂いた。
    殺人が行われた時の状況を繰り返し書かれているのには、多少飽きもしたが、見事に事件が解決された。
    しかし、その解決の決め手の一つの事柄が、成程と思わせれる反面、その事をその時に、その場に居た人たちは何故に気が付かないのだ。
    隠す暇もないし、痕跡が消え

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    第一部で事件の発生までを描き、第二部で捜査、第三部で「素人探偵登場」と、まぁお作法通りの黄金パターン。とても良い。さらに捜査の最中に、各自がいろんな犯人を想定して推理を述べるので、多重推理モノっぽいテイストまで出てきて、盛り沢山の1冊。

    登場人物がどれもカリカチュアライズされていて、ある意味コメデ

    0
    2023年07月14日

    Posted by ブクログ

    殺人があった館から消え失せた訪問者の謎を巡る、真っ向からの不可能犯罪もの。古い話だしこの辺かなと思っていると足下をすくわれる。ミステリとしては終盤の畳みかけが素晴らしく、実に愉しい。ただ読み物としては、いけ好かない連中のうんざりするようなやり取りがほとんどで、魅力的なキャラクターの一人も登場しないシ

    0
    2023年04月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このミスで紹介されていて気になり、購入。
    探偵役、結局その人?という驚きが大きかった。
    だれが謎を解くのか後半まで明かされずというのは新鮮。私立探偵が一枚噛んだのは結局ビジネスだったということなのでしょうか。
    巻末より 埋もれている古典名作を見つけようとする、訳者の方の情熱と楽しそうな様子がとても素

    0
    2023年12月18日

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