無人島に生きる十六人(新潮文庫)

無人島に生きる十六人(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた! 明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか? 名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。(解説・椎名誠)

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無人島に生きる十六人(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月07日

    青空文庫で再読。
    小学生か中学生のときに読んだはず。
    大学の教授とウミガメの話をしていて、「ウミガメを食べる描写の本を最近読んだ」って言われて思い出したので記念に再読。

    語り口調で読み進めやすい。読書感想文向き!

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    Posted by ブクログ 2022年11月10日

    one for all, all for one.
    みんなが、いつも気持ちよく過ごせるように気配ること。
    衣食住が足りて、礼節を保つ。とはいうけど、苦境のときこそ、高潔に、誇り高く生きる様が人間力だと感じた。

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    Posted by ブクログ 2022年07月30日

    太平洋で難破した龍睡丸、乗組員の奮闘を物語として綴るノンフィクションの一冊です。
    珊瑚礁の絶望的な孤島に漂着した日本男児16名は、故国への生還を前提とした無駄のない誇りある毎日を過ごします。
    その中で培われた規律や研究の大切さ、友の存在と生きることの素晴らしさを感じました。
    ウミガメやアザラシの家畜...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月26日

    子供(小4)に「面白かったよー」と勧められて、
    『親子のコミュニケーションに…一応読んどくか』程度の軽い気持ちで読み始めたんですが…とても面白かった。
    最後は涙が…笑

    普段ナショナリズム的な感情なんてゼロなんですが、
    十六人の規律や、伝馬船に乗り込んで助けを呼びに行くときにも服をちゃんと着たりと、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月05日

    日常、文明から離れて無人島で生き残ろうとする頼もしい16人。

    助け合いの大切さや人の逞しさ、
    文明を離れたからこその自然への敬服、
    美しさへの感嘆、
    生き物への共感、
    最後に船を見つけて甲板に乗り込む前に服を着る(その時の為にも裸で過ごす)など人間の人らしさも気高さも忘れない明治の海の男。
    どのシ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月25日

    十五少年漂流記の日本人版といった趣きの本ですが、私はこちらの方が好きです。みんなで明るく前向きに困難に立ち向かう様が実にいい!
    気持ちを前向きにしてくれるステキな本です…オススメ!

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    Posted by ブクログ 2021年10月04日

    すごく面白かったし文体が素敵。子供向けの雑誌に連載されたというから当時の子供たちはどんなに品位のある文章を読めていたことか。
    知らなかったことも沢山あった。小笠原諸島に捕鯨していた西洋人が帰化していたのも知らなかった。
    文章の格調高さと海の話ということからどくとるマンボウを再読したくなった。

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    Posted by ブクログ 2021年09月25日

    海の民なら男なら・・・

    明治31年、海洋調査中の帆船龍睡丸は太平洋上で座礁。脱出した出身地も年齢も様々な16名は無人島に漂着する。場所はハワイ諸島の北西、あのミッドウェー島のやや南西。

    船長を中心に残った数少ない道具や流木、島のアホウドリやウミガメを活用し、たくましく生き抜く冒険譚。

    明治の世...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月08日

    われわれが、この無人島にいた間、さびしかったろう、たいくつしたろう、と思う人もあるだろう。どうして、どうして、そんなことはなかった。


    ぽかんと手をあけて、ぶらぶら遊んでいるのが、いちばんいけない。

    この人たちは、何年先となるか分からない無人島で暮らす期間を、修行期間と捉えて、心を磨き、より成長...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月12日

    こんな実話があったんだなー。おじさんたち(青年もいるか)皆で力を合わせて創意工夫して愉快に過ごしていて、すばらしい。面白かった。当時の少年雑誌の連載のため、安心して子どもにも読ませられるかと。日本人の誇り、みたいなところに時代を感じるけど、それもまた。

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