ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
コロナ禍で浸透した授業や会議等をオンラインで済ませる新しい習慣は利便性が高い一方で、脳を「ダメ」にする危険性も指摘されている。その悪影響とは――、「脳トレ」の川島教授率いる東北大学の研究所チームが最新研究から明らかにする。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
スマホの利用と脳活動の関係が定量的に示されると納得感がある。認知能力を維持するためにも適切なスマホとの関係を意識したい。
スマートフォンに代表されるオンラインの使用が創造力やコミュニケーション能力を司る前頭前野にいかに悪影響を及ぼすかを、実験データを踏まえて論じた本。 漠然とスマホは脳に悪いと知っているよりも、より意識的にデジタルデトックスに取り組めるようになると感じた。特に、子どものオンライン習慣には気を付けたい。
■知能は二種類に分けられる。処理速度や作業記憶など前頭前野の機能として知られる知能を「流動性知能」といい、加齢とともに前頭前野の機能が低下してくると、流動性知能もどんどん下がってくる。 一方で知識や経験のような年を重ねると積み上がっていくような知能を「結晶性知能」といい、加齢とともに上がっていく。...続きを読む大人になってからも記憶を蓄える海馬では神経新生がみられるように、知識や経験はいくつになっても増やすことができる。 ■スマホで調べた情報は次の日には覚えていなかったり、以前にも同じことを調べていたりしたことがあるが、脳が働いていないから覚えていなくて当然。この現象は「Google効果」や「デジタル性健忘」と呼ばれる。スマホで検索した情報は覚えることができないというより、そもそも覚える必要がない情報と脳が捉える。 ■私たちは誰かと「つながっている」と感じているとき、主に、前頭前野の内側と側頭葉の先端あたり、側頭葉と頭頂葉の間あたりの三つの脳領域が働いている。対面で会話しているとき、その場にいるすべての人の脳の中でこれらの領域が活発に働いている。 脳の活動は上がったり下がったり、時々刻々と変化しているが、そのような脳活動の時間的なゆらぎが会話をしている人の間で揃ってくるということが最近の研究で分かってきた。この状態を「脳活動が同期している」という。
将来認知症にならないためにも、脳を活発に動かすことを意識していきたい。デジタルデトックス、少しずつスタートしようと思います。
子どもがスマホを使い始めたのがきっかけで読んでみた本。 成長期の脳への影響について書かれてある辺りが興味深かった。
便利やけど、使い方注意‼️ 特に勉強する時には『集中を阻害する』要素満載((((;゚Д゚))))))) リモートも良かれ悪かれで、やっぱりリアルで会議(プレゼン)すべし。ということかな。
最近読んだ「思い出せない脳」や、何冊かのヒット作を出しているアンデシュ・ハンセンさんのスマホや脳の機能にも通じる内容。 重複する内容も多いが、改めてスマホなどのデジタル機器使用のリスクをおさらいできた。大学の先生でもあり、実際の実験(調査)結果をベースに説明されているので、説得力があるし、その分この...続きを読む先どうなるんかと暗澹たる気持ちにもなる。 少し本題と逸れるかもしれないが、 歳を重ねて涙もろくなるのは、人生を重ねた深みによって感受性が豊かになったというわけではなく、前頭前野の機能が低下してきて、感情を制御する機能が弱まっている証拠。他人の意見を受け入れる柔軟性が失われて、頑固になったり口うるさくキレやすくなったりするのも同じ理屈。 英語圏で育った赤ちゃんは、日常的にLとRの音を聞きながら生活する。Lの音を聞き分けるための神経線維、Rの音を聞き分けるための神経線維の二つが頻繁に使われるの で、どんどんと強化されていく。生後10ヵ月ごろになると、LとRの二つの神経線維のシナプスだけが残り、中間の音を聞き分けるシナプスは使わないので処分されてしまう。一方で、日本で育った赤ちゃんは、日常的にLとRの音を聞き分ける必要がないので、ラ行として処理する神経線維だけが強化され、LとRを聞き分ける神経線維のシナプスは処分されてしまう。 のだそうだ。なるほど。 重要なのは、 前頭前野のような高次の脳機能を司る領域の発達は、小学校の高学年から20歳ごろまでかけて少しずつ成熟する。この前頭前野の成長期ともいえる10代のすごし方が、その後の人生を大きく左右するため、子どもたちの前頭前野の健全な発達を支えることがとても大切になってくる。 この時期に、脳の成長を阻害するスマホに没入してしまっては、人生台無しになる可能性が大きいようだ。 ニッポン大丈夫かな?
衝撃的なタイトルに目を逸らせず購読。 よくないだろうとは思いつつ、どれほどかはちゃんと知らなかったスマホによる脳への影響が、まさかこれほどひどいとは。言われてみれば、スマホやネットで同じ漢字や語句を何度も検索している。 人間の進化の過程で不要となり退化していくものが脳だとすると、この先人間にはなにが...続きを読む残るんだろう、と考えるとゾッとする。 子どもにはどのタイミングでスマホを持たせ、どう使わせるのがよいのか、本当にちゃんと考えなければと思った。 自分ももっともっと本を読み、言葉はなるべく辞書で調べようと思います。
私自身もオンライン習慣があるし、染み付いているから他人事じゃないと思った。 できる範囲で脱オンライン習慣を身につけたい。 忘れないようにメモしないといけないな、と思った
スマホ依存の恐ろしさとスマホに対する自制の大切さに気付きを与えて下さる良い本だと思います。印象に残ったことが大きく三つあります。感情のコントロールを司る前頭葉や前頭前野などの脳の働きをスマホが代用してしまうことで脳の機能が低下すること、オンラインの会議は何もしていない状態(ぼーっとしている状態)と同...続きを読むじあること、脳波の同期を検出することによって人と人との繋がりをとらえていることです。いずれも定量的なデータとともに客観的な事実として捉えられていたため説得力があったと思います。スマホを一概に禁止した方が良いという主張ではなく、便利さを享受しながらも自制が大切であることがわかりやすく書かれていました。 読者に専門分野をわかりやすくする都合上仕方がない側面もあると思いますが、少し説明が冗長なところがあったと思います。また、前述の客観的なデータの描写とは対照的に、時折著者の思いやあまり客観的でない箇所があるように感じました。これらの点は読み手の好みが分かれるところかもしれません。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
スマホはどこまで脳を壊すか
新刊情報をお知らせします。
榊浩平
川島隆太
フォロー機能について
「朝日新書」の最新刊一覧へ
「社会・政治」無料一覧へ
「社会・政治」ランキングの一覧へ
オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題
脳を鍛える携帯版大人のドリル
1日1ページ楽しみながら脳活! 漢字ドリル120日
1日1ページ楽しみながら脳活! 計算ドリル120日
川島隆太教授の「あたま道場」1 論理的思考力を鍛える50
川島隆太教授の脳を鍛える即効トレーニング
試し読み
学習療法の秘密 : 認知症に挑む
記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲スマホはどこまで脳を壊すか ページトップヘ