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Posted by ブクログ 2020年10月03日
デパ地下の試食コーナー巡り的です。
後程、政治思想史を学ぶ上でも有益です。
①宗教学の先駆け
空海『三教指帰』―比較の眼差し
イブン = ハルドゥーン『歴史序説』―文明を相対化する
富永仲基『翁の文』―宗教言説の動機を読む
ヒューム『宗教の自然史』―理性の限界と人間性
②彼岸の知から此岸の知へ
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Posted by ブクログ 2014年10月28日
[ 内容 ]
宗教の歴史は長いが、宗教学は近代になって経験科学の発達を背景としてヨーロッパで誕生した比較的歴史の短い学問である。
近代人は宗教に距離を取りながらも、人類が宗教を必要としてきたゆえんを直観的に理解し、時に知的反省を加えてきた。
宗教学の知は西欧的近代学知の限界を見定めて、芸術・文学・語...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月10日
日本の宗教学は島薗先生を抜きにして語ることはできないでしょう。そんな大家が味わう30冊。
大学院入学後の資料収集に役立つかな、と思い読みましたが、読んでいてなかなか難解。歴史・文学・哲学…そういったところに精通していなければ、なぜ島薗先生がこの30冊をこれほどの熱量で語っているのかがわからないような...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月13日
近代以前には離れがたく密接だった宗教(特にキリスト教)と形而上学の関係が次第に分離していく経緯が1〜3章に書かれており、これが面白かった。哲学者であるカントやニーチェが本書で取り上げられるのは意外であったが、その訳を知って興奮を感じた。本書には他にも社会学者や思想家、文学評論家などが取り上げられてお...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月21日
無神論者が「先進諸国」を支配したかのような情勢だが、それは仮の姿である。幕をあげれば、神仏精霊が語られない日は1日として存在しない。イスラム国しかり、年中行事しかり、冠婚葬祭しかり、映画や文学作品しかり、漫画やアニメしかり。ありとあらゆる場に宗教は躍動する。それを否定しようとしまいと、人は真に宗教を...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
ちくま新書の『〜の名著30』シリーズは前作の社会学がなかなかの面白さだったが、本屋で今回の『宗教学』というタイトルを見た時、門外漢の自分としては「一体どんな著作が取り上げられてるんだろう、まさか無味乾燥な専門的研究書だらけじゃなかろうな…」などという思いが一瞬よぎった。だがその不安は杞憂だった。
著...続きを読む
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