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「自分の考えが絶対に正しい!」と他人に意見を押しつけSNSを炎上させる人.その一方で,たやすく人の意見に流されてしまう人々も….不安と不信が蔓延する社会において,私達は何を拠り所にすればよいのでしょうか.自分を信じて自分らしく生きるためのヒントを人気作家・真山仁さんが語ります.特別書下ろし.
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Posted by ブクログ
コミニュケーション論は初めから半分見落としているのがわかる。 SNSが普及した社会では、簡単に関係が切れる。安心を手軽に得られると同時に、社会から脅迫されている。関係性が意気投合のみだったら流動性を失って世界が閉じる。「それでいいんだよ」は危険な言葉だ。 「相手がなにを考えているのかを知ることか...続きを読むらコミニュケーションが始まるのなら、文学がそれだと思う」と、読書中のメモに書いたがそのあとに著者もそのように書いていた。自分の考えをはっきり捉えるために、他者の考えに反応することが大事というところがよかった。 島国村社会だけでいられなくなった日本人に必要なのが文学小説だった。他者を疑うのではなく言葉を疑う力を持たなければならなかった。漱石などはこういった苦悩にさらされて、同時に対処しようとしてきた。現代では誰でもが開国に応じて生きていくために小説が重要だったのだ。 それによって僕自身がモリモリのアルゴリズムにならなければならないのだ。正解を作るという言い方だけでは嘘や口のうまさ、画像イメージが使われてしまいがちだからだ。 自作の解を作り上げられていないから、自信がないとか正さに依存してしまうとか、時代は狂ってしまう。
批判的思考力を身につけることや、氾濫する情報の中から「正確」なものを選び抜く能力、情報を受け取ったときの他人の反応を正しく予測し、「報道されない事実」に目を向けることで情報発信者の意図を想像すること、これらの力を身につけることが情報化社会を生きてゆくためには不可欠だと言われています。 国家間の戦争...続きを読むから、SNSで炎上する個人間の意見対立まで、その根本には「自分の主張が正しい」という信念や、「間違っている相手を正そう」とする(間違った)正義感があります。 世間にまん延する(自分にとって居心地の良い)「正しさ」を疑うためには、歴史的な背景を含めた正確な知識が必要だと言われますし、そのための「教養」をみにつけるための書籍もよく店頭で目にします。 しかし、筆者はその「正しいを疑う視点/能力」を身につけるための方法の一つとして、「小説をよむ」ということを紹介しています。 社会を見る目、人の発言や行動を分析する力、価値観の多様性、異なる文化が衝突する理由、その解決策など、様々なものを小説は教えてくれるというのです。 評論や教養書を読んだ方が良いんだろうな……と思いつつ、ついついエンタメ小説に手を伸ばしてしまうことが多い私にとってはとても慰めになる一冊でした。 小説の効能は ・想像力を豊かにする ・いろんな人生を疑似体験できる ・気になることがあれば立ち止まって考える余裕がある ・多様な価値観があることを実感できる と盛りだくさんで、楽しみながら「力」を身につけることができます。 (本文p.140) 小説はフィクションですが、それは単に架空の筋立てであるということであって、人間とは何かを見つめ、様々な人間の生き方を読者に伝えるという意味では「人間の真実」を描いています。つまり、小説で起きる”正しさ”の衝突は、現実の社会でも起きるということです。 「読書って何の意味があるの?」と思っている人や、逆に「本ばっかり読んで!」と叱られている人に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
自分が当たり前だと思っていることにこそ、才能が隠されている。 承認欲求は時に邪魔になることを覚えておく。自分は自分を持つこと。 コミュニケーションは相手を理解するためにある。分かり合えないから、語り合う。 自身の正しさをSNSに頼り判断することは危険である。 歴史書の大半は勝者が書いている。その正し...続きを読むさは勝者の視点である。 相手を理解することは、相手と同じ考えを持つことではない。 交渉で重要なことは、落とし所。 話しても分かりあえないから交渉する。が世界の常識。話せば分かりあえる。は世界の非常識。 疑う力を養うには、本当にそうなのか。と問いを立てるために必要。人の話や情報に接した時に感じる違和感を大切にする。 情報発信者には意図がある。 情報を見極める時には、何を伝えていないか。何を隠しているか。を探る。 世の中に絶対はない。 自分とは異なる意見があることを受け入れる広い視野と懐の深さを持つ。
自己啓発本 でも勇気をくれる。 正しいが気になるのは自信がないから 自信とは、自分を信じること。 色々考え、試行錯誤して、確かめながら生きていく。 そのためには、頑張っている自分を信じることが必要。 他人の意見をしっかりと聞き、頭から否定するのではなく異なる意見として受け入れられる広い視野と懐の広...続きを読むさを持つ。 想像力を持って自分の未来を描き、実現できるように頑張る。 どうせなら生き甲斐やモチベーションがあるほうが楽しいし、生きる張り合いも生まれる。 自分の人生なんだから、自分で道を狭くしない。 いつでも可能性や選択肢は沢山ある。 未来を考えるときにも、柔軟な多様性をもって、「やりたいこと」が鮮明になり、チャレンジ精神も湧いてくる。
子供向けの本だけど、大人になった自分にも参考になる事が多かった。 腹を割って話せば分かると思う日本人と、分かり合えない前提で妥協点を探す欧米。 騙す人が悪い日本と、騙す人は頭がいい中国。 情報は、発信者によって歪められている事。 など、子供の時から知っておくと良さそうなことばかり。 あと、小説を...続きを読む通して様々な人の擬似体験をする事が有益性も、多くの人が言っている。 アガサクリスティー推しも納得。
正しい、と言われていることをそのまま信じるのではなく、知見を持って疑おう。そのために小説を読んで疑う力を鍛えよう。という主張。 ツッコミどころなのかわかりませんが内閣総理大臣は国民の選挙で選んでいません。
若者向けに易しく書いているのが好結果につながっている。ふだんは真山さんの本は不正義に対する怒りが文体に滲み出る感じがしてました。しかし、この本にはそれがないです。ちなみにこの本で勧められてアガサを改めて読み直そうと思いました。
#正しいを疑え #真山仁 #岩波ジュニア新書 小説家の真山さんが現代を生きぬくヒントを教えてくれます。確かに情報過多な現代。疑う力が必要だと感じました。小説やミステリーを読むことによりその力を育てるのも納得。早速アガサクリスティに挑戦したい。
自分よりだいぶ若い人たちへのメッセージとして書かれた一冊だけど,受け取れるものは多かった. 小学6年生,受験を間近に控える息子に改めて,勉強の合間に向き合ってほしいテーマだった. 大好きな作家の共感できる本なのに「違和感」も覚えられたことは,収穫だった.
「正しい」ことを疑え。疑う力を鍛えるために、アガサ・クリスティーを2回読もう。民主主義を唱えながら、自分の「正しさ」のみを押し付け、時には暴力(肉体的、精神的)におよぶ「市民」が多すぎる。「正しさ」は相対的なものだと思う。人を疑う前に、一度立ち止まって、自分を疑うことから始めたい。
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