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Posted by ブクログ 2023年09月02日
また素晴らしい小説に出会えたことに感謝。そして、また大好きな作家が増えました。津村氏の語る言葉のあまりの熱量と、また、それを軽くいなすようなユーモアセンス、言葉のチョイスなど、どれも最高っす!イノギの「そこにおれんかったことが、悔しいわ」は最強に優しい。
主人公ホリガイのブレブレではあるが
やるべき...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月16日
映画を見てから、原作を読みました。
原作と映画では大きく印象が異なることが多いのですが、この作品は原作の雰囲気を映画にも上手く投影してるなと思いました。
性について思い悩んだ青春時代。自分が何者かと言う問いと、何者でもないと言う絶望の狭間で、ごく『普通』に生きてきました。
なにかその若き日の漠然とし...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月31日
言ってしまってから、やってしまってから、言う前から、やる前から、の後悔が多いホリガイだけど、誰よりもちゃんと傷ついて、誰よりもちゃんと他者を想っている。短所の数が長所の数を上回っても、ヘラヘラした振る舞いの下に隠れる、たった一つの揺るがない信念があればきっとそれでいい。
もう充分人の抱えた痛みに敏...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月23日
かたくかたく自分で膝を抱えて、腕に食い込む爪が自らをきりきりと痛めつける。
誰か、救ってくれかるかな、なんてもう半分は諦めてるよ。
この種の痛みを抱えている人としか分かり合えない気もするし、そういった人はそうでない人と居ないと壊れてしまう気もしている。
愛してくださいなんて、もうとっくに枯れた声で...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月10日
何かが起こった後の不穏な空気を孕みながら、本題にふれずにダラダラ進んでいく感じが、どこに向かっていくのかわからず、大丈夫かな、と多少不安になりながらも、ポツポツと挟まれるじめっとしたヒントのようなものを頭で繋げながら最後まで一気に読んでしまった。
絡むエピソードがどれも強烈で、主人公の周りに集中し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月11日
おかしみの中に悲しみのある、血の通ったユーモアだ
題がとても好きです
大学生という、羞恥をすてて、無意識で過ごしたほうが勝ち、みたいな時期をこうも自意識ばちばちに過ごしてしまっては、それはポチョムキンにもなるよなあ、と覚えがあります
一度読んだだけではなんともまとめられないけど、とても好きな感じ...続きを読む
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