消費社会を問いなおす

消費社会を問いなおす

825円 (税込)

4pt

4.0

平成のデフレ不況を乗り越えてもなお、消費社会は私たちの生活全体を覆い尽くしている。消費社会がもたらしたのは「豊かさ」ばかりでなく、深刻な格差や環境問題でもあった。一方で、消費社会はその根本において個人の自由かつ多様な生き方を実現し、今も多くの人々を魅了してやまない。大量消費の限界に向き合いつつ、消費社会が私たちにもたらした「自由」の意味をあらためて問いなおし、その可能性について、ベーシックインカムをはじめとする政策提言も視野に検討する。

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消費社会を問いなおす のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年04月05日

    昨年、出会った本で脳みそ直撃だった「サブカルチャーを消費する:20世紀日本における漫画・アニメの歴史社会学」「消費は誘惑する 遊廓・白米・変化朝顔 一八、一九世紀日本の消費の歴史社会学」の著者、貞包英之の新書。本屋さんで見つけてすぐ購入。ちくま新書ならではの特典が顔写真がカバーに入っていること。ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月11日

    「消費」と「労働」のデカップリングという発想が斬新だった。そして環境破壊など消費の限界から私たちはどうしても「脱成長」の方向に進まざるをえなくなるのではないかと考えてしまうが、「消費する自由」とは「尊厳」であるといい、国家や労働への依存することなく消費の自由を保つにはどうすれぱよいかという問いかけに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月14日

    学術的な話をベースにしているので読むのにやや難しいものの、今話題のベーシックインカムにも触れられていて、それでいて地に足の付いた理論を構築されているような気がしました。

    自分は就職氷河期世代の未婚中年男性で、給料も少ないので消費は少ないほうだと思います。欲しいものがないわけではないのですが、現行の...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年02月15日

    消費社会の外側には出られない、だからベーシックインカム。という論法なんだが。説得力あるんだがどうも騙されているような気になる。こういうのをもやもやするというのだろう。ゆっくり何回か読んだらもうちょっとはっきりしそうなんだが、でもそこまで関わりたいかというとそう思っていない。さて困った。

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