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2010年秋以降、全国各地で鳥インフルエンザの感染事例が報告されている。鳥型から人型にウイルスが突然変異する可能性も高まっている。病原性の強いH5N1型の新型インフルエンザである。しかし、国民には2009年春の豚インフルエンザの流行で世界的流行(パンデミック)は済んだとの楽観的な印象が残っている。本書はこうした楽観論を戒め、2011年の秋冬に向けて急ぎ対策を講ずるべきだと説く。今後も毎年冬季に恒常的に強毒型鳥インフルエンザが日本で発生を繰り返すことも懸念されるという。それはシベリアの北極圏の営巣地帯に強毒型ウイルスが定着したことが報告されているからだ。いまわれわれに必要なのは、ワクチンや抗インフルエンザ薬の備蓄、発生時の行動計画の策定、さらには個人、家庭でできる対策である。「想定外」ではすまされない、科学的な裏づけによる想定された危機に対処するための最新情報を網羅した。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年07月13日
H5N1型ウイルスの危機は去っていない。2009年に弱毒型の新型インフルエンザが流行して,日本人の間では危機感が薄れているが,強毒型は全く別物。十分な対策が望まれる,と警鐘を鳴らす。
当時は報道が過熱気味で,いろいろ情報収集をしたものだがもう一度確認の意味で読んだ。鳥インフルエンザをめぐる現状・...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月15日
2009年に新型インフルエンザが流行し、問題意識が高まったが、結局は弱毒性だった。しかし、本来のH5N1の鳥インフルエンザの恐怖は去っていないということを明確に訴えたい2011年発刊の本。
2013年4月、中国でH7N9型の鳥インフルエンザが大量発生し、死者も多く発生している。しかしながら、それに...続きを読む
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