ガリバーのむすこ

ガリバーのむすこ

難民少年が見つけた幸せとは?

もうだめだ。
刻一刻とボートは海に沈んでいく。
ひとり、またひとりと、ボートから海に投げ出されて、
まもなく自分の番が来る。

―――海に投げ出された難民少年オマールが、目をさましてみると
そこは、ガリバーが流れついた小人の国リリパット国でした。

リリパット国の住人は、少年をガリバーの息子と思い歓待します。時間が経つにつれ、少年オマールはリリパット国で、友情をはぐくみます。
一方で、オマールは、離ればなれになってしまった家族が恋しく、毎晩、夜空に浮かぶ星を見ながら、お母さんに話しかけていました。

少年オマールは、このままリリパット国で、平和に暮らすことができるのでしょうか?
お母さんとは再会できるのでしょうか・・・。

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ガリバーのむすこ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母さんと別れ、ボートに乗り込んだ難民の少年オマールがたどり着いたのは小人の国だった。そこは、300年前に「ガリバー」が訪れたリリパット国で……。とびきり楽しいお話の中に平和を実現するための鍵を閉じ込めた、今読んでおきたい作品。子どもたちにぜひ手にとってほしい。

    「まるで病原菌のように、戦争はあらゆ

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    普通の人間と小人が仲良く暮らしているなんて、夢みたいな話だったけれど、小人の説明が詳しかったり、現実の話(難民キャンプなど)と空想が組み合わされたりしていて、話が伝わりやすく、まるで本当にあったお話のように感じました。

    0
    2023年03月30日

    Posted by ブクログ

    5.6年。ガリバー旅行記からの、現実アフガニスタンに住んでいた僕が戦争によって難民になり、ガリバーのむすこに勘違いされる話。表紙の絵の展開も最後も素敵。
    戦争を絡めたモーパーゴさんの話は本当にさらりと深い。

    0
    2023年02月21日

    Posted by ブクログ

    母さんと別れ、アフガニスタンをボートで出国しイギリスに向かうはずだった少年オマール。
    海に投げ出され気がつけば、リリパット国にいた。
    ガリバー旅行記と現代の難民移民の話をミックスさせたような物語。リリパット国とブレフスキュの争いに関する章では、現代世界の風刺が書かれている。

    少年の目で冒険を楽しみ

    0
    2023年10月08日

    Posted by ブクログ

     アフガニスタンで家族で幸せに暮らしていた10歳の少年オマール。戦争が始まり、父を失い、妹の行方もわからなくなる。そして母と二人でイギリスに住むサイードおじさんを頼るために海を渡る決意をする。しかし二人一緒にはボートに乗ることができず、オマールがまず先に出発することになった。嵐がやって来てボートを激

    0
    2023年04月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マイケル・モーパーゴさんの作品は大好きでたくさん読んでる。ほとんどの本が戦争が背景にある。

    今回の『ガリバーのむすこ』も同じで、アフガニスタンに住む少年オマールは戦争のせいで爆撃で父を亡くし、妹も行方不明になった。難民となり、イギリスへ向かうが途中で船が転覆し気を失う。気がついた時は体を動かそうと

    0
    2024年05月21日

ガリバーのむすこ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    240ページ
  • 電子版発売日
    2022年12月14日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

閲覧環境

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