三流シェフ

三流シェフ

1,485円 (税込)

7pt

雑用こそ人生の突破口だ。
誰より苦労しても、その苦労を見ている人は1%にも満たない。
それでも“世界のミクニ”は必死に鍋を磨き続けた。

何者かになろうとして、懸命にもがく人たちへ――。
料理界のカリスマ・三國シェフ、感涙の自伝。


37年続いた「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉じ、ぼくは70歳で新たな夢を実現する
北海道・増毛(ましけ)での極貧の幼少期、漁師の父と出掛けた海、“料理の神様”に近づきたくて生やした口髭、地獄の厨房とヨーロッパ修行、30歳での開業とバッシング、ミシュランとの決別――。時代の寵児と言われながら、がむしゃらに突っ走ってきたぼくが、一大決心をして「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉店する理由と、ぼくが戦ってきた人生のすべて。

どんな一皿よりもエモーショナル!
世界に冠たる“ミクニ”の料理は、彼の苦悶の日々とパワフルで情熱的な生き様から作られる。
生きるための営みと企み、そして熱狂とは――。人生の本質が凝縮された1冊。

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三流シェフ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    北海道増毛
     鰊漁の網元の生まれの父親 闇取引に手を出し貧乏な生活
     弁当は白い米のみ 魚市場で競り、料亭にアワビ売り 話すのは得意
     中学卒業後、札幌の米穀屋で住み込み労働し鶴岡学園調理専修夜間部へ
     夕食に米穀店の娘さんの黒い肉料理ハンバーグ

    札幌グランドホテル
     コックになって日本一のハンバ

    1
    2023年03月26日

    Posted by ブクログ

    誰もやりたがらない鍋洗いを喜んで引き受け、立身したと言っても過言でないだろう。ミクニ氏の生い立ちから武者修行中、帰国後まで本人の内心を吐露。若さゆえの傲岸さが丸みを帯びていくまで考え方の変遷もよく描写されている。言葉の選び方もまた良いなと感じた。

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    貧しい家庭に育っても努力と根性でフレンチの一流シェフになった三國さん、凄いです。私の母と同年代ですが、今もなお新しいことに挑戦し続ける三國さんを見習って私も色んなことに挑戦していきたいと思います。

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    これは、ボンボンにはできっこない。

    本当の地頭の良さがなくては。

    今の偏差値エリート官僚や世襲議員には絶対ないもの。



    彼がチャンスゼロの世界でどうやってきっかけをつかんでいったか、

    それを読むだけでワクワクする。

    今の日本にないもの。

    金持ちは金持ちを引き継ぎ、貧乏人は貧乏人のまま。

    0
    2023年11月14日

    Posted by ブクログ

    フレンチの巨匠である三國清三氏の自伝。三國氏がどのように今の地位に至ったのかがよくわかる。北海道の増毛で過ごした幼少期の貧しく厳しい生活から得たものが大きかったのだと思う。札幌グランドホテルや帝国ホテルに無鉄砲に飛び込んでいき、労苦を厭わず下積みの仕事を黙々とこなし、上司に認められてたことも、フラン

    0
    2023年11月13日

    Posted by ブクログ

    小学校からオテル・ドゥ・ミクニを閉じるまで
    、三國シェフのバイタリティある行動力に感銘を受けました。

    0
    2023年10月08日

    Posted by ブクログ

    もともとのセンスもあるんだろうけど、思いきった行動が運命を大きく変えたり、人生を切り開くのだと感じた。

    0
    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    成功者は大胆な行動が多い
    自意識過剰というワードがいくつか見受けられたが、そうでなければ他人に評価されるに値しないのかもしれない。

    自身が成功するかどうかではなくどうしたら成功するか、どう認められるかを考えて行きたいと思う

    0
    2023年07月11日

    Posted by ブクログ

    三國シェフの半生を書いた自伝書。北海道の何の肩書もない少年が世界で有名なフレンチのシェフになるまでのストーリー。非常に面白かった。

    0
    2023年07月05日

    Posted by ブクログ

    もしも何かやりたいことがあって、どうしてもそれができなかったらその世界の鍋を探してみることだ。
    この一言に三国さんの人生が込められてるように思う。どうにかして幸運の女神の前髪を掴むために誰よりも多く、誰よりも綺麗に、誰よりも早くきて、誰よりも遅くまで鍋を磨いた三国さん。
    ここまでの成功を可能にしたの

    0
    2023年05月01日

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