プラナリア

プラナリア

小説・文芸
529円 (税込)

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「何もかもが面倒くさかった。生きていること自体が面倒くさかったが、自分で死ぬのも面倒くさかった。だったら、もう病院なんか行かずに、がん再発で死ねばいいんじゃないかなとも思うが、正直言ってそれが一番恐かった。矛盾している。私は矛盾している自分に疲れ果てた。」(本文より)乳ガンの手術以来、25歳の春香は、周囲に気遣われても、ひたすらかったるい自分を持て余し……〈働かないこと〉をめぐる珠玉の5短篇。絶大な支持を得る山本文緒の、直木賞受賞作!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    プラナリア
  • タイトルID
    :
    126085
  • ページ数
    :
    283ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年07月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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プラナリア のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった!職場の人に勧められて読んだが、山本文緒さんは「自転しながら公転する」を読んだことがあったが、個人的にはこちらのプラナリアの方が好みだった。

    短篇集は普段あまり読まないけど、どれもとても完成度高くて驚いた。特に女性の内面を鋭く書いていて、女性特有の揺れる思いとか感情を書くのがとても上手い、と感じた。
    「プラナリア」、「ネイキッド」、「あいあるあした」が特に印象に残って良かった。

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    置かれた場所で咲きなさい…と…、そうね それが 人生を生き抜くためのいちばん手堅い思想だと頭では分かっていても 僕にはどうしても できない。だから この5編の小説に出てくる「置かれた場所で咲くことがどうしてもできない女性たち」に ある種の親近感を抱きながら また一方で 僕自身の 弱さ あるいは僕自身の社会的不適応の様相を 鏡に映して見せられているような 一抹の不快感も感じつつ読み進める。

    僕ら (=すなわち 一読者としての僕 および、僕と同じように『置かれた場所で咲けない人たち』)は 単に 甘えている? 甲斐性がない?未熟な人間?

    僕にしてみれば 5編のいずれにおいても 誰ひとり 僕を置いてけぼりにして その場で咲いたりせず 最後まで悶々と 咲けないままでいてくれたことに救われた。我ながら 変な感想だなあ。

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    全部面白かった!ネイキッドと囚われ人のジレンマが好きだった。ネイキッドはいい感じに終わったけど、主人公の真面目なのかズレてるのか微妙な感じが面白かった。あとこの作品に出てくる母親がみんなどこか変で、まあこの母親だったらこの子供だよなと思うところが多かった。囚われ人のジレンマはどっちもキモすぎる!彼女のことを完全に見下して庇護下に置いておきたいモラハラ男と、1人で何もできない貞操観念緩すぎる女のぬるい話!心理学学んでる人ってどこか達観してる感出してくるんだよなーと思った

    0
    2026年07月20日

    Posted by ブクログ

    人生の一部をそのまま切り取ったような5つの短編。

    善意とは何かとか、人は多面的であるとか、そういうメッセージをもっと強烈に出すことはできるだろうけど、しない。
    読んでいてなぜこうなった?が残るところもあるけれど、人生なんて分からないことだらけなんだからそんなもんだよね、それでも生きてるんだからいいじゃないって思う。
    山本文緒先生の著者を読むと、いつも他人の人生を覗いた気持ちになる。リアルなんだろうな。

    私はネイキッドが好きだった。手芸してみたり、特に好きでもない異性に頼りたくなったり、復帰するのが怖かったり。ありのまますぎる。

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    自分と違いすぎてまったく共感できない話があったり、先の自分を見ているような話があったり、いろいろと考えながら読んだ。

    キャリアウーマンから無職になった話にグサっと刺さるフレーズがあり、苦しくなった。

    「私は自分がやがて立ち直って、また社会に出て働きはじめるであろうことは分かっていた。疑問を持ちつつもまた前へ前へと進んでいくのだ。(中略)
    転んで怪我をしても、やがてその傷が治ったら立ち上がらなくてはならないのが人間だ。それが嫌だった。いつの間にか体と心に備わっている回復力が訳もなく忌々しかった。」

    0
    2026年04月12日

    Posted by ブクログ

    大変面白かった。
    ハッピーエンドで終わらないところが、リアルだった。
    その分、最後の短編が現実離れしてて浮いていた。

    しかし、20年前の小説であれ、自分と同じく無職で編み物にはまっている女性が居るとは驚きだった。
    人間は変わらないようだ。

    0
    2026年03月30日

    Posted by ブクログ

    初めて山本文緒さんを読んでみた。女性ならではの痛いところもあるが面白くて、好きになった。
    初めて読む作家なので、まずは受賞作が無難だろう。280頁も頃合だし。題名もなんだか面白そうだ。
    肩の凝りがほぐれるかも。
    プラナリア、目も手足もないこういう形の生物は苦手だが、それじゃあ目があるからといってナメクジやでんでんむしやひるやだにやもちろんヘビトンボなどというものは気持ち悪いなと思いながら、身体分裂再生機能をもつプラナリア、どういった内容なのか興味津々で読んでみた。

    プラナリア
    乳がんになってまだホルモン治療を受けている。結構辛い。飲み会などで受け狙いに病気の話をすると、彼氏が悪趣味だと嫌がる。
    病院で知り合った人に出会って、仕事を手伝うことになったが。”絶対自分好き”と言う女だった。

    ネイキッド
    店を手伝っていたが、夫よりやりすぎて離婚された。
    暇、と言うものがどういう状態で、どんな感じがするものかをわたしはこの歳になって生まれてはじめて知ったように思う。退屈とはちょっと違う。退屈だったらいくらでも経験してきた
    だらだらと暮らしていて、昔の部下に出会って付き合ってみた、ところが一言多くて嫌われたようだ、暇つぶしにも飽きた。
    でも、来るかな電話しようかな、微妙に揺れる気持。

    どこかではないここ
    リストラに会った夫は再就職したが、収入が減ったので夕方からレジのパートに出ることにした。子供たちも大きくなったけれど何かと気にかかる。
    義父は入院。母は一人暮らしで用もないのに電話が来る。
    ああ、やりきれない環境だ、バイト仲間に誘われたホテル行きを撃退してみたりしながらも、お母さんの痛々しくも逞しく頑張る姿が少し明るい。

    囚われ人のジレンマ
    両者が相手の戦略を懸命に予想した結果、両者ともに損をしてしまうケースを「囚人のジレンマ」と呼ぶのだそうだ
    その研究をしている大学時代の彼と結婚するつもりで付き合っていたが、彼の訳ありに気がついた。まだ決心がつかないでいると、彼のアパートに不意に母親がやって来た。
    奇襲攻撃かい。
    憤慨してバスに乗って帰ってしまった。

    あいあるあした
    離婚して居酒屋を始めた俺に会いに、娘が来た。別れた妻は再婚している。海外にいくという娘が母親に無断で会いに来てくれた。
    店に変わった娘が来て、手伝ったり手相を見たりしている。常連も出来て、何気ない付き合いがほのぼのとして暖かい。
    俺と言う男をうまく書いている。

    職場シリーズのような短編集だった、進んでは読まないが、主人公の心境を現実的に書き出すところは確かに受賞作だと感じた。
    女について少し嫌味な部分が特にうまい。確かにそうだなぁと思うし、そういう女と付き合う男も、あるあると思わせる。
    それだけに余り見たくない部分もあるが、こういう環境にいる気持ちは良く分かる。女性作家が嫌な女を書くとこうなる。
    だから長く女流作家の小説やエッセイを避けてきた、そろそろ女も越えていいだろう、と思った時から、女性作家と気が会うようになった。

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    山本文緒さんの書く言葉が好き!
    綺麗事ではなくて人間の心のが見えて、共感できることがあった。なんだか、安心できる本だった。

    0
    2026年01月22日

    Posted by ブクログ

    5つの話に登場する女性たち、全然好きなタイプではなく、かなり嫌悪感を覚えるタイプだった。ところがそのような女性たちを書き上げた作者がすごいと思った瞬間、大好きな一冊になってしまった。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    歯切れの悪い終わり方、、でもそれがいい。
    余韻に浸りながら、熱いお茶を飲んだ。
    知らない人の人生を覗き込んでしまった、という感じ。

    人の中で生きていくって難しい、

    0
    2025年11月23日

プラナリア の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    プラナリア
  • タイトルID
    :
    126085
  • ページ数
    :
    283ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年07月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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