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橘玲氏推薦! 貧しいニッポン、働かないおじさん、無気力な若者、進まない女性活躍……。実態とは裏腹に、「失敗を恐れないチャレンジ」「イノベーション」といった威勢のいいスローガンが虚しく響く。なぜ、ここまでに理想と現実がかけ離れてしまっているのか? 乖離の理由は、多くの日本人が消極的利己主義――すなわち自己利益と保身のために、現状を変えないほうが得だという意識を潜在的に持っているためだ。多くの日本人は、その事実に気づいている。しかし、あえて口にはしなかった日本人の胸裏に隠されたタブーを、本書は大規模アンケート調査により浮き彫りにする。そして、その背景にある「全体主義のパラドックス」についての打開策を提示する。日本の組織が積極的に挑戦する空気を生むために、必要なこととは?
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月04日
企業経営者、政治家、社会学者はチャレンジ・挑戦が必要。イノベーシンなくして未来なしという。しかし、声高に言われ続けているが我々の社会は皆が新しいことにチャレンジしている社会だろうか?そういう問いに一定の見方を示してくれる本で、なかなかよかった。「見せかけの勤勉」、「忠誠の演技」、「働かないおじさん」...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月17日
表題のインパクトに比較すると内容は知っていた内容が多かったような印象
出る杭にそもそもなりたくないという無気力層が多いとなると日本も危うですね
その一方で徐々に起業する人も増えている。この2つを分けるのは何か?素養?強烈な体験?
出る杭を奨励するインセンティブを電気の節約要請とピーク料金で説明...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月22日
いわゆる「フリーライド」の問題を組織面から考察したもので、目の付け所は面白い。が、決定的な視点が一つ欠けている。それは日本社会は「相互監視による暗黙の強制力」がベースになっていることである。個人が組織に溶け込んでいるから嫌なことでも進んでやるのではなく、仲間の目が気になるから嫌々やっているだけである...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月14日
「消極的利己主義」の構造を平易に文書化していることや、「するほうが得」な仕組み・処方箋(目新しさは皆無だが)を提示しているところは一応認めるが、大事なのはその先で、その実践の施策が全く語られていない。処方箋まででは絵に描いた餅で、それを人々が美味しいと食べさせる施策(実行力)と継続運用・PDCAが不...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月11日
「何もしない方が得な日本」の現状分析が第1章から第4章、「するほうが得な仕組み」づくりを提言するのが第5章という構成。
多くの人にとって、何もしない方が得なため動こうとしない人が多いのは感覚的にわかっていると思うので、この本の読者の需要は、「する方が得な仕組み」づくりという、いわば処方箋にあると思...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月20日
自分で言うのもなんだが、子供の頃から損な役回りをついつい受けがちで、タイトル見て、そうだそうだ!とジャケ買いしてしまった。
まあ、書いてあることにタイトル以上の驚きはない。要するに、公務員も会社もPTAも町内会も、日本の至るところでムラ感(一定期間は基本そこから動かない)、空気読め感が強すぎて、頑張...続きを読む
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