明智卿死体検分

明智卿死体検分

1,699円 (税込)

8pt

4.0

その男は、四阿(あずまや)いっぱいの雪に埋もれて凍死していた。この異常な状況は、おそらく魔術によるものだ──それも上級魔術師の。事件関係者は、調略に長けた軍人、毒見役の陰陽師、そして“タレント”を持つ近衛将曹ら、一癖も二癖もある者ばかり。魔術を行使して人を殺めると、その証が術者の相貌に顕われるが、関係者にその気配はない。では、誰が、なぜ、そしてどうやって殺人を為し遂げたのか? 菊の御料所で発生した不可能犯罪を調査するのは、権刑部卿・明智小壱郎光秀(あけちこいちろうみつひで)と、陰陽師・安倍天晴(あべのてんせい)。『短編ミステリの二百年』で日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を制した著者が、魔術が存在する“日(ひ)の本(もと)”を舞台に贈る傑作本格ミステリ。

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明智卿死体検分 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月06日

    歴史ファンタジーミステリ 連作短編集

    織田信長家臣 権刑部卿『明智小壱郎』と、公家出身の帰国子女 陰陽師『安倍天晴』がバディで、魔術絡みの事件を捜査し解決する、戦国時代と近世入り乱れる楽しいパロディです

    言葉遣い、慇懃な態度も面白おかしく、解らない用語があっても読み下しながら、成程こういう訳のわ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    魔術が存在する日本が舞台。
    世界観設定の説明がないため、舞台を理解するのに時間がかかるものの設定としては好みで楽しかった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月16日

    魔術が存在するパラレルワールドの日本が舞台のミステリ。権刑部卿・明智小壱郎光秀と陰陽師・安倍天晴が、四阿いっぱいの雪に埋れて死んでいた男の謎を解き明かす。
    世界観の説明がないまま話が始まるので最初は戸惑ったが、ごった煮なパラレルワールドの雰囲気はいい感じ。四阿いっぱいの雪で凍死という奇妙な死に方の謎...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月25日

    ミステリ好きと日本史好きと
    図々しくも自称しておりましたが、まだまだその世界は広く深いということに気付かされた一冊。
    とは言え、陰陽師や魔術師が当たり前にいるということを前提に書かれた歴史ミステリーなので、楽しく読み進めることが出来た。
    歴史的な一大事、本能寺の変を扱ってはいるけれどこの登場人物達に...続きを読む

    0

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