新編 散文の基本

新編 散文の基本

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短篇は他のどんなジャンルよりも発想や展開において、また構成や叙述において自由で柔軟なものだ――。「私の文章作法」「短篇小説論」を中心に日本語論、自作解説を増補した新編集版。『短編小説礼讃』の著者による小説作法の書。巻末に荒川洋治との対談「短篇小説を語る」を収録する。 〈解説〉荒川洋治

【目次】 *=新収録
Ⅰ 私の文章作法
書くということ/待つ・聞く・書く/好きな言葉/散文の基本/小説を超えるもの*/不朽のジャンル/「僕」の問題*/うらぎる言葉*/幼年の文学*/土地の感覚*/小説と年齢*
Ⅱ 日本語について
ニュアンスについて*/昔の言葉/いい文章*/淋しい文章/私の国語問題/読書会にて/読者への手紙

Ⅲ 短篇小説論
短篇作者の仕事/贋の首飾り/チェーホフの星/チェーホフの現在/日本語のルナール/国木田独歩がいた町で/おのずからの形式/短篇小説の青春*/陳腐な運命/芥川龍之介の短篇/真剣な遊戯/三浦哲郎氏の短篇/猫のいる短篇/私の処女作*/父をさがす子*/『自転車』のこと*/短い形式*

対談
短篇小説を語る* 荒川洋治×阿部昭

解説 荒川洋治

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新編 散文の基本 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年02月28日

    『Ⅰ 私の文章作法』では小説に限らず文章を書くということについての思索が展開されます。『Ⅱ 日本語について』にはいわゆる美しい日本語とか言葉の品格というようなものについて書かれた文章が集められ、『Ⅲ 短編小説論』には国内外の作家および自作短編について書かれた文章がまとめられています。文章というものは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月16日

    タイトルに惹かれて購入。短編の名手とされている著者が短編小説の味わいや、文体、言葉について縦横に語る。私も短編小説を書くので、頷くところも多く、とても勉強になりました。現代はどちらかというと長編小説に重きが置かれていて、売られている本も長編小説が多いけれど(セールス的な問題だろうと思いますが)もっと...続きを読む

    0

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