麻阿と豪

麻阿と豪

1,799円 (税込)

8pt

4.0

時は戦国。加賀一帯を支配する大名・前田利家の娘であったが故に、波瀾の人生を歩むことになった麻阿と豪――。麻阿は、柴田勝家の猶子に嫁ぐため、北ノ庄城にいたのだが、豊臣秀吉に攻められ、城から命からがら逃げ出す。そんな麻阿に待っていたのは、前田家のため、秀吉の妻になるという運命だった。一方、妹の豪は、秀吉の養女として蝶よ花よと育てられた後、秀吉子飼いの大名・宇喜多秀家に嫁ぐ。絵に描いたような幸せな人生を送っていたのだが、関ヶ原の合戦を機に運命が暗転する。姉妹は、時に反目しながらも、助け合い、前田家生き残りのため、子供たちのため、様々な苦難を乗り越えていく。時代に翻弄されつつも、生き延びていった姫たちの目から乱世を描いた傑作歴史長編。ベテラン作家が紡ぎ出す、姫ふたりのバディ小説。

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麻阿と豪 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    前田家のお姫様たちのお話。
    関ヶ原の戦い前、前田家、宇喜多家、細川家はお隣さんだったんですね。
    新たな視点でした。

    千世さんもや母親のまつさんも含めてこの本のような生活をしていたら、いいななんて思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月01日

    戦国時代に産まれ生き抜いた女性たち、秀吉の妻の北政所や淀殿、前田利家の妻、まつなどのフィクションはこれまで随分、目にしてきたけれど、前田の娘、麻阿と豪のストーリーは常に脇役でしかなかったため、この本があると知ってすぐに手に取った。
    案の定、きらびやかなだけでなく、それぞれに辛い生涯をおくっている。妻...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月19日

    前田利家の娘、麻阿と豪。
    姉妹ながら離れて育った二人が、お互いを助け思いやり、激動の時代を生き抜いていった。フィクションの部分も多い(心情など記録も無いし)けれど、良い小説だったと思う。何より、読んでよかったなと読後に思えるお話でした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月16日

    公家の血筋に生まれながら前田家の娘として育った麻阿と、前田家に生まれながら豊臣家に育った豪。正反対の気質を持つ姉妹の波乱に満ちた生涯が描かれている。戦国の時代、女はなんと不自由な事だろう。とても読み応えがあり面白かった。 
    この作品のように「○と○」と2人の女性を描きた作品は何だか印象深い。「ハルと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    前田利家とまつの娘、4女の豪姫、前田利家の側室の子と言われている3女の摩阿姫。
    秀吉の養女として幼少期から大切に育てられてきた豪姫と、豊臣と前田との質としての意味合いもあり秀吉の妻となった麻阿姫。
    麻阿姫の出自を浅井久政と公家の橋本家の姫、佳代との子供という設定で、本書は進行していく。
    この二人を書...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月09日

    前田家の姉妹の生涯を激動の歴史の中で描き、男たちの戦いの陰で賢く逞しく生き抜く姿に光を当てた。麻阿のことは知らなかったので興味深かったです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    前田利家の娘を描く歴史小説。

    主人公は三女の麻阿(一般的には摩阿姫)と四女の豪です。
    宇喜多秀家の妻になる豪はこれまでも小説やドラマで取り上げられていますが、麻阿については昔の大河ドラマ「おんな太閤記」くらいしか覚えが無かったので新鮮な感じでした。
    豪の方はドラマには時々登場しますし、小説でも宇喜...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年02月03日

    てっきり 浅野家の 次女の 豪だと思っていました。

    違いました。

    秀吉の妾となった 前田家のお姫様。

    あまり スポットを当てられない

    この二人。

    歴史の裏側を見た思いで

    楽しめました。

    今後も いろいろな 歴史上の女性に

    スポットを当ててくれると うれしいです。

    資料が少なく 作者...続きを読む

    0

麻阿と豪 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    352ページ
  • 電子版発売日
    2022年10月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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