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アメリカ社会の“溝”を読み解くキーワード。
挑発的な手法の大統領を生み、社会に大きな溝を残したアメリカ。その背景には「文化の否定」をめぐる応酬があった。2020年、黒人差別反対を訴えるブラック・ライブズ・マター(BLM)運動は、建国の英雄らの銅像が次々と引き倒される事態へと広がる。対して、保守派からは反論が巻き起こる。トランプ大統領(当時)は、ワシントンやジェファーソンら「建国の父祖」たちの像の撤去は、これまでの文化を否定する「キャンセルカルチャー」であるとした。ほんとうに歴史を清算するのか、どうしたら対立を乗り越えられるのか。BLMをはじめ、銃規制、同性婚、ダイバーシティ、妊娠中絶、移民など数々のもつれた糸を、2020年代のホットワード「キャンセルカルチャー」を縦軸にときほぐしていく。
※この作品はカラーが含まれます。
Posted by ブクログ 2023年09月02日
筆者によるとキャンセルカルチャーとは、「差別反対や平等性・公平性のために、これまでの歴史や文化、習慣などを見直す行為」のこと。ブラック・ライブズマター(BLM)運動、Me, Tooがその代表である。一方で、文化のキャンセルに対する保守派の反発も強まっており、その象徴がトランプ大統領であった。争点は、...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月29日
アメリカは相変わらず極端だと感じ、日本と違いすぎるので、読んでいて面白かった。特に銃規制に関しては、規制が進まない理由がよく分かった。
タイトルの「キャンセルカルチャー」という言葉は初めて知ったが、それに基づくアメリカでの動きは、正直全く共感できなかった。例えば、ジョージ・ワシントンが批判される、と...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月20日
cancel cultureを軸に現代のアメリカ合衆国の動きを解説した本だが、一般のニュースではほとんど耳にしないことが多くて楽しめた.Black Lives Matter(BLM)運動が全米を席巻する中で、political correctnessに対抗して出てきてのがcancel culture...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月10日
基本、リベラル万歳、ポリコレ正義側の視点。キャンセルカルチャーは必然。
言葉柔らかいが、そこに異論がないところが、立場が異なって、納得もせんので私は与しない。
言葉が正しければ、ラディカルに「正義執行」という風潮は、先人の努力をむしろ破壊すると思う。
ま、米国さんがどうなっていくのかは気になるが...続きを読む
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