キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~

1,584円 (税込)

7pt

4.2

アメリカ社会の“溝”を読み解くキーワード。

挑発的な手法の大統領を生み、社会に大きな溝を残したアメリカ。その背景には「文化の否定」をめぐる応酬があった。2020年、黒人差別反対を訴えるブラック・ライブズ・マター(BLM)運動は、建国の英雄らの銅像が次々と引き倒される事態へと広がる。対して、保守派からは反論が巻き起こる。トランプ大統領(当時)は、ワシントンやジェファーソンら「建国の父祖」たちの像の撤去は、これまでの文化を否定する「キャンセルカルチャー」であるとした。ほんとうに歴史を清算するのか、どうしたら対立を乗り越えられるのか。BLMをはじめ、銃規制、同性婚、ダイバーシティ、妊娠中絶、移民など数々のもつれた糸を、2020年代のホットワード「キャンセルカルチャー」を縦軸にときほぐしていく。

※この作品はカラーが含まれます。

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キャンセルカルチャー ~アメリカ、貶めあう社会~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月02日

    筆者によるとキャンセルカルチャーとは、「差別反対や平等性・公平性のために、これまでの歴史や文化、習慣などを見直す行為」のこと。ブラック・ライブズマター(BLM)運動、Me, Tooがその代表である。一方で、文化のキャンセルに対する保守派の反発も強まっており、その象徴がトランプ大統領であった。争点は、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月21日

    正義のミカタやニコニコで身近に感じている人の本。
    わかりやすくて「あぁアメリカ人は日本人とは考え方が本当に違うんだな」と思わせられました。

    そして子鹿がいるような森に食べるためでもなく遊びに行くように猟銃しにいくのは衝撃的でした。

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    Posted by ブクログ 2024年01月29日

    アメリカは相変わらず極端だと感じ、日本と違いすぎるので、読んでいて面白かった。特に銃規制に関しては、規制が進まない理由がよく分かった。
    タイトルの「キャンセルカルチャー」という言葉は初めて知ったが、それに基づくアメリカでの動きは、正直全く共感できなかった。例えば、ジョージ・ワシントンが批判される、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月20日

    cancel cultureを軸に現代のアメリカ合衆国の動きを解説した本だが、一般のニュースではほとんど耳にしないことが多くて楽しめた.Black Lives Matter(BLM)運動が全米を席巻する中で、political correctnessに対抗して出てきてのがcancel culture...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月10日

    基本、リベラル万歳、ポリコレ正義側の視点。キャンセルカルチャーは必然。
    言葉柔らかいが、そこに異論がないところが、立場が異なって、納得もせんので私は与しない。

    言葉が正しければ、ラディカルに「正義執行」という風潮は、先人の努力をむしろ破壊すると思う。

    ま、米国さんがどうなっていくのかは気になるが...続きを読む

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