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母親に捨てられたニュートン、自殺したボルツマン、息子をナチスに殺されたプランク、ユダヤ人としてドイツを追われたアインシュタイン、原爆製造の汚名を着せられたハイゼンベルク……。科学の先端を切り拓いた物理学者たちの発見の陰には、孤独と苦悩の人間ドラマがあった。5つの革命的な知を生み出した天才たちの思考プロセスをたどり、科学はいかにして創られたかを解明する。文系の読者にも面白く学べる全く新しい物理学入門書。
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Posted by ブクログ
第5章まで読んできて、第6章のイノベーション・ダイヤグラムを見た.5つの物理学を演繹、帰納、創発、(deduction, induction, abduction)でまとめているが、非常に素晴らしい.創発の重要性が良く分かった.文科省の政策は演繹ばかりにこだわって、当面のアウトプットだけを考えている...続きを読むようだ.なんとかしなくちゃ!
物理の巨人達の歴史や苦悩、人間性に触れられる素晴らしい書籍、もっと早く出会いたかった 人生における必読書!
著者の書きたかったことは、最後の第6章「科学はいかにして創られたか」の部分。第6章まで読み進むと、第5章までは、著者考案の”イノベーション・ダイアグラム”を説明するための、事例集だったことに気が付く。本の構成として? とは言え、第5章までの内容は十分楽しめる。 完成された物理学を知識として知っている...続きを読むだけで、その形成過程を何も知らなかったことを痛感。ニュートン力学が、天上のケブラー法則と、地上のガリレオの法則を統一したものといった視点は私には無かった。 横軸に「知の創造」、縦軸に「知の具現化」を取り、知を、既存の知を具現化する「演繹」、その逆作用としての「機能」、そして既存の知からなったく新しい知を創造する「創発」の三つの知的営みを一つの2次元平面のなかで表現する”イノベーション・ダイアグラム”は、興味深い。考えを整理するのに有効。
タイトルは仰々しいが、物理史(というか科学史)を語っただけの一冊。ただ…タイトル負けは全然してない。 物理学の重要分野を作った(と言ってもいい)人物に注目し、物理学を語る。このコンセプト自体は最近の教科書でも一般的な流れで特筆する必要はない。 この本の面白いところは、そんな注目すべき人物がポジテ...続きを読むィブ・ネガティブに影響を受けた人物(それはライバル的なものを含む)との関係も詳細に語った点。 そして素人には簡単ではない物理学・数学的記述も含みながらも、それを読み飛ばしても十分理解できるように作り上げているところ。 本書が提示したいのは、創造的な研究がどう作り出されるのか。それは文理を問わない。 そんな創造的な仕事に携われる人間か否かの判断含め、いろんなことを考えさせてくれる一冊だった。
万有引力の法則、ボルツマンの統計力学、プランクのエネルギー量子仮説、相対性理論、量子力学 これら5つについての解説本かと思いきや、内容はそれに留まらず。 記述の内容は、当時の歴史的背景や、偉人たちの生い立ちにまで及びます。 最後の第6章「科学はいかにして創られたか」の部分では、イノベーションに関して...続きを読むも触れられています。 いわゆる理系の学問領域としての物理学よりもさらに根源的な、読んで字のごとくとも言える物事の理としての物理学を読者に伝えてくれる一冊です。 まさに、「物理学者にならない人のための物理学、純粋に「心の丈を高める」ためだけの物理学の本」(p.221)と言えるでしょう。 付箋は22枚付きました。
教養としてしっておきたい近代物理学者、その考え方と背景。 ニュートン 万有引力の法則 ボルツマン 統計力学 プランク エネルギー量子仮説 アインシュタイン 相対性理論 20正規の知 量子力学 物理学を大きく発展させる契機となった新たな考え方として5つの理論に注目し、 それぞれの学者達がどういう状...続きを読む況下で育ち考えたのかを中心に書かれている。 理論の説明も高度な数学を使わずにしてるため理系の人間じゃなくても読みやすい。 (といっても証明の部分は知識がないと読み込めないのだけれど) 帯にある「科学はいかにして創られたか?」を知る内容になっていると思う。
特殊相対論に関しては、タイトルとか前書きで書かれた目的に近くて、簡単な数学を用いつつも、数式で物理を理解しよう、みたいな内容ですが、それ以外に関しては物理学についての本ではなく、パラダイムを変えるような物理法則を発見した人たちの人生・人物像について書いた本でした。
ニュートン、 ボルツマン、 プランク アインシュタイン、 シュレディンガーとハイデルベルク ギリシャ哲学が真理を追求する所からヨーロッパで科学が発達した。 東洋は実学に留まった。 ギリシャの奴隷制も影響しているのでは?
タイトルに違和感があります。 そもそも、5つの「物理学」という表現に違和感があります。 「5つの物理法則」とか「物理の5分野」、あるいは、「物理の5つの理論」などとした方がしっくりきます。 また、5つの「物理学」を取り上げてはいますが、結局、著者が言いたかったのは、5つの「物理学」の着想の過...続きを読む程に関する、「著者が考えた仮説」だと思われます。 つまり、「物理学」がメインなのではなく、「著者が考えた仮説」に説得力を与えるために、5つの「物理学」を取り上げているだけです。 そういう意味では残念な本ですが、著者が取り上げたエピソードについては、興味深いものがいくつもありました。 それにしても、最近読んだ本は、「看板(タイトル)に偽りあり」なものが多い気がします。 そういうトレンドなんでしょうか?
数式を平易に解説する部分は誠意があり面白いが、科学史のところはちょっと退屈。本書のコンセプトから言えばもっと数式を出してもよかった。 終盤の知の創造プロセスの考察は意欲的だが、創発の部分がブラックボックスなのでどうしても後追いで当て嵌めている感は否めない。
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