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ごくありふれた浮気調査のはずだった。私立探偵・畝原の許へ現れた女は、夫の浮気現場の撮影を依頼してきた。だが、畝原が調査を始めると依頼人から指定された現場に現れたのは夫の本当の<妻>だったのだ。依頼人の女は、何者なのか? やがて畝原へのいやがらせが始まり、依頼人の女に関わった者たちに危機が。警察、行政をも敵に回す恐るべき事実とは何か!? 深く刻まれた現代の疵を描く、傑作長編ハードボイルド。(解説・細谷正充)
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Posted by ブクログ
複数回再読。 産廃業界と警察の癒着に切り込むウネハラ。この頃は巨悪と戦ってたなー。 玉木が男気を見せるのがとてもよい。 めんどくさいこだわりを持つウネハラが一度だけ高橋のことををチーフと呼ぶ、悲しみに寄り添って思わず出た言葉だろう。 そして近藤の時も無心論者を貫いたウネハラが手を合わせる。 たばっち...続きを読むゃんみたいな人いるよねー。すぐに楯突いて職を転々とする人。 交通事故の被害者があまりに悲痛で、なんで著者はこういうのをリアルに書けるんだろう。 ススキノの俺シリーズが映画になって金が入ったせいか著者が新作を全然書いてくれない。映画を恨んでるよ。
2015.5.8ー25 畝原シリーズ。 浮気調査から始まるストーカー女と遺体バラバラ事件の進行に、行政・警察・土建会社の癒着やら新興宗教やらちょっとした悪意など、相変わらずいろいろな問題が絡んで一気読み。 題名の意味が非常に重い。
畝原シリーズ第三弾。 出版された2003年、この辺りの年だと、「キレる17歳」だとか、クレイマーなんてのが社会問題になってた頃か。 強烈な自己憐憫で己を覆い、自分以外の世界すべてが敵であるなんて拗らせたのが、少数ながら存在する。それは今に限ったことではなく、はるか昔から。その昔ってのも、古代に...続きを読む遡ってさえも。 正義だ悪だと二元論ではなくて、だれしも必ず起こりうる。東作品に一貫して掲げられる、悪の捉え方。 三作目は、かなりズッシリくる。 重厚感が凄まじい。ラスト近くの産廃前の描写は、小さなお子さんを持つ親御さんは読むの堪えるだろうな。
最後まで読んでタイトルの意味がわかり、辛い気持ちになったけど、やっぱり東さんの作品は面白くて引き込まれてしまう。 警察の不正を批判する話が多く、痛快!!
ストーカーの陰湿な話かと思いきや、 予想外の展開を見せる本作。 本流となる事件は最初の200ページを読んでも これっぽっちも様相を表しません。 ここまでだけでも十分、楽しめたのに 続きは色々な伏線が張られていて 最後までドキドキしました。 もちろん、最初の200ページも関係している。 ススキノ探偵...続きを読むシリーズから読んでいますが 東直己さんの作品は段々と面白くなりますね。 こんな言い方は何ですが、 良い意味で上手になってる。 次はいよいよ各シリーズが交差する巻。 楽しみです。
探偵畝原シリーズ第三弾。 ごくありふれた浮気調査のはずだった。 夫の浮気現場の写真を撮影して欲しいという依頼を受けた畝原。 依頼人に指定された場所に現れたのは夫の本当の妻だった?! 依頼人は一体誰なのか? その直後から始まる嫌がらせの先に待っていたものとは? タイトルに秘められた「悲鳴...続きを読む」を体感してほしい。
クライマーって怖い、、、と思ってたらそこからさらにストーリーが展開。いつもの「俺」とは違ってまともな探偵さんのお話w
同僚がそっと机の上に置いていった(貸してくれた)本で、作者さんを全く知らなかったのですが、サスペンス物だからか札幌という舞台が良かったのか、とても楽しんで読みました。ハードボイルドチック。
畝原探偵シリーズ第3弾。 巨大な陰謀に捜査。「24」ばりだ(と思う)。読み終えて、タイトルを噛みしめる。
探偵畝原氏が今回も頑張ります。 ちょっと妙で実はものすごく狂気な女に 依頼を受ける。 その話は、終わったかと思っていたら 話が進むにつれて いろんなところで 絡んでくる。 警察が信用できないなんて どしたらいいものかと思うけど 今回も畝原氏、頑張る。 高橋さんが殺されたのはホントに残念。 可哀...続きを読むそうだよ。。 困ったもんだ。 冴香ちゃんが毎回、危ないめにあうのは ちょっと~なんだけど… 結局、父が踏ん張るのはそういう時なのかもしれない。
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