天邪鬼な皇子と唐の黒猫

天邪鬼な皇子と唐の黒猫

1,650円 (税込)

8pt

3.8

天慶8年(884年)、唐の蘇州に人語を解する黒猫がいた。蘇州の猫の王で、目標は「一生ぐうたら生活をすること」。ある日、商人につかまって日本へはこばれ、光孝天皇の第七皇子・定省に飼われることになる。「猫なんて好きじゃない。父に言われたから仕方なく飼っているだけ」と口では言う定省と、なぜかたまに、自分が追い詰められている四面楚歌のシーンを夢に見る唐の黒猫の、奇妙な日々が始まる。

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天邪鬼な皇子と唐の黒猫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    定省(さだみ) 宇多天皇のこと。時代背景に沿った物語。猫のことも良く描かれてる。猫語(人語)が話せる設定で吾輩は猫であると同じような感じね。平安時代の物語は面白いね。

    0
    2024年04月10日

    Posted by ブクログ

    ねこ好きのあいだではわりと有名な元祖ねこBloggerこと宇多天皇の日記に出てくる黒猫が主人公で語り手。
    ティーン向けのお話なので文章も読みやすい。
    ねこ社会も大変だなぁ。

    0
    2022年07月12日

    Posted by ブクログ

    唐からやってきた人語を介する黒猫と、猫なんて全然すきじゃないんだからね!と言い張る光孝天皇の第七皇子・定省の平安エンタメ。

    定省は実在の人物で後の宇多天皇。私はこの本で、猫のことを褒め散らかしておりながら「親からもらって仕方なく飼っている」というツンデレ日記を遺した人物だと知りました。
    藤原基経や

    0
    2022年03月05日

    Posted by ブクログ

    NHKラジオの青春アドベンチャーで「文学少年と運命の書」がラジオドラマで流れてずいぶん面白かった。同じ作者の作品ということで読んでみた。
    平安時代を舞台にした唐から渡ってきた人の言葉が分かる猫の物語。
    なんだか吾輩は猫であるの時代設定を変え、少し事件仕立てにしたような語り口。
    それなりに面白かったし

    0
    2020年10月11日

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