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Posted by ブクログ 2022年10月16日
物語中盤までネタバレで書いていますので、これから読まれる方はお気をつけください。
愛するものは、死んだのですから、
たしかにそれは、死んだのですから、
もはやどうにも、ならぬのですから、
そのもののために、そのもののために、
中原中也「春日狂想」
明治37年広島県中島本町生まれの野中礼...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月21日
明治大正昭和を生きた女性のお話。
この時代の女性がここまで強い意志を持って生きたことは
きっと現代の私たちが想像する以上。
広島の原爆ドームが陳列物産館だった頃の話は貴重だった。
中原中也のイメージがガラッと変わった。笑
”髪を編んだり装飾具を身につけたり着飾ったりしてうわべだけの人になるのではな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月14日
長谷川泰子をモデルにした小説。Wikiによれば、広島出身で女優(芸名:陸礼子)となり、中原中也、小林秀雄と同棲し、『ゆきてかへらぬ—中原中也との愛』(口述)という著書があるらしい。。。全く知りませんでした。
前半はちょっと読みにくいところもありますが、礼子が文学に手を染めてから晩年までのエピソード...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月26日
中原中也、小林秀雄との三角関係で知られる(とwikipediaに書いてある)長谷川泰子をモデルにした作品。なのだが、評伝やモデル小説というわけではなく、窪さんのかなり奔放な想像力で書かれている。
大正から昭和という激動の時代を、大部屋女優や雇われマダムなどをしながらも自分に正直に生き抜いた女性の一代...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月11日
これまた大河小説だったわ。
中原中也から小林秀雄に乗り替えた(言い方悪いけど、こういうイメージであったことは否めない)長谷川泰子の一生を、多分フィクション多めで描いた小説。
なまじ”器量よし”であったために女優を目指し、東京に出てきて三歳年下の中学生の子どもみたいな中原中也で出逢う。
東京に出てくる...続きを読む
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